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インターンが運んでくれた新たな風と、社内に起きたうれしい変化 #羅針盤のつくりかた

ロンドンに留学中のラブソルインターン、SHIONです!
2020年11月からラブソルで働き始めて、早くも5カ月目となりました。「そもそもわたしたちの採用はどのように決まり、現在に至るのか?」疑問がたくさん浮かんだので、代表の由香さんに突撃してまいりました!!

ラブソルインターンは現在2名。「実際どうなの?」と気になるインターンにまつわるあれこれを、お聞きします。

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柴山由香(しばやま・ゆか)
新卒で、ファーストフードチェーン本部に入社。以降、転職を何度か経験している。ブライダル業界のベンチャー企業でウェディングプランナーや新卒採用を担当、カフェチェーン本部では、店長や新業態開発を担当。その後、飲料メーカーにて品質保証・顧客対応や、IT企業の営業を経験し、2014年合同会社LA BOUSSOLEを設立。担当領域はマーケティング。
プライベートでは、この春高校に入学する長男と夫と暮らしている。


「インターンを受け入れることが、世間に対する一石だと思った」

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ーそれでは早速ですが、ラブソルにとって初めてのインターンを受け入れることにした経緯を、おうかがいできますか?

たまたま知り合った学生たちから、「企業にインターンに行くにはどうしたらいいのか?」と相談を受けたことがきっかけでした。世間はちょうどコロナ真っ只中。多くの企業がインターンを受け入れる以前の状況で、すぐには難しいかもね、なんて話をしていて。

「ラブソルで役に立てるなら、引き受けてもいいけど…」と思ったものの、弊社に興味を持っている子がいるのかわからないじゃない。だから、Twitterで呟いてみたの。そうしたら、2人から連絡が来たんだよね。今だから言えるけど、予想外のインターン採用でした。

ーたまたまで実際にインターンを迎えてしまうって、すごいですよね!ちなみに、わたしは海外からの参加だったのですが、こういう境遇のインターンを受け入れることに、不安はありませんでしたか?

不安はそこまでなかったかなぁ…。むしろ、来てくれたことにびっくりした(笑)。

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ー「ラブソルって素敵だなぁ」といつもTwitterを眺めていたので、「今だ!」と思ってご連絡しちゃいました (笑)。ちなみに、インターン受け入れについては、社内で話し合って決めたんですか?

いいえ、ほぼ私の独断で決めたな! ラブソルの人ってわくわくすることとか、変化が大好きなので、新しい風が入るきっかけになったらいいなって、自然に!

ー独断とはなかなか大胆な行動な気がしますが、さすがです! ところで、「インターン」は一般的には無償のところも多いと感じるのですが、ラブソルはなぜ有償なのでしょうか?

ラブソルにとってのインターンは、お仕事体験ではないんです。少し大変だとは思うけど、他のメンバーと同じように、きちんと仕事として受け取めた上で働いてほしい。それだけ真剣に向き合ってもらうからこそ、その対価を払うことは私たちにとっては自然だった、という理由ですね。

それに、練習よりも実際に働きながらスキルを身につけた方が、絶対に力になる。せっかくならたくさん学んで欲しいので、とにかく現場に出てもらっています。

人を増やしたからこそ生まれた、新しい方針

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ー普段はSlackやMessengerなどで社内のやりとりをしていますが、わたしたちにはどれくらいの情報が開示されているのでしょうか?

今は、社内のプロジェクトはほとんど開示しているんじゃないかな? 最初はインターンだけ別のメッセグループにして、情報も区切って案件ごとに進めていたのだけど、全体の把握や連携が取りにくいなと感じてしまって。というのも、ラブソルはプロジェクトに対して、スキルを発揮できるメンバーが適宜加わるというスタイルを取っています。その結果、結局みんな関わることも多いんですよね。インターンがどのプロジェクトに興味を惹かれて、どんな分野に能力を発揮するかはまだまだ可能性いっぱいの未知数だし、共有を深めるためにも、インターンを含めたメンバー全員のグループで、やりとりをしています。

ーインターンも加わったメッセージグループに変更したことで、メリットはありましたか?

インターンと他のメンバーとのやりとりが可視化されて、社内の動きが見やすくなりましたね! 特に、事業部長たちの成長ぶりをすごく感じています。仕事のスピードや判断力が上がって、代表としてすごくうれしいです。

ーなるほど! 元からすごい方々だと勝手に思っていたので、そのような変化があったとはびっくりです。では、成長ついでにお聞きしたいのですがラブソルの末っ子のわたくし、度々お叱りを受けることもあるのですが、実際どう思っていますか?

私がシオンによく言うのは、連絡や報告についてだよね。海外からのインターンだからというのもあるし、ラブソルはリモートワークの子も多いので、特に大事にしているのがスケジュールや進捗の共有なんです。

お金を払う上で「今何の仕事をしているか?」を知ることは、経営者としてとても大事じゃないですか。オフィスで隣の席にいないぶん、何をしているのか特に見えにくいので、どんなスケジュールで物事を進めているのか教えてね、と伝えています。

ーそうですよね。つい共有を忘れてしまったりして...。その都度由香さんがご指摘をくださるので、愛のあるお叱りだなと毎度、本当にありがたく思っています!

愛はもちろん! インターンや学生の子たちは、学業が本分。慣れないことで無理させてしまうのもよくないし、ちゃんと全員に共有してくれていたら、ピンチな状況でも必ず私やメンバーの誰かが手を貸せる。つい忘れてしまうことだってあるから、なぜ大切なのか、忘れてはならないのかも、一緒に伝えるようにしています。

大量の刺激剤はインターンから

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ー勉強になります! やらかしがちな末っ子もいて大変かと存じますが、実際にインターンが加わってから、由香さんご自身どんな変化がありましたか?

私が学生だった頃は、インターン制度ってあまり一般的ではなかったのだけど、アルバイト時代を思い出したな。

そこは、やりたいことをやらせてくれる環境で、大学生だったのに店長が受ける研修を受けさせてもらったこともあったの。当たり前なんだけど、若い頃の私にも、期待をかけてくれた人の存在がいたおかげで、今の自分があるんだよね。私、こういう恩返しはその人だけでなく、周りにも返すものだと思っているの。

自分が大人になって経営者になった今、将来がある若者に、未来に返していきたい。そうやって次世代につながることをしたいのだと、気がつきました。

ーその未来の中に入れていただけて、光栄です! インターン2名を迎え入れて5ヶ月、由香さんは今後もインターンを受け入れていきたいと思いますか?

ラブソルと世界観が合っていたり、メンバーが「この子と働きたい」、「成長を見るのがうれしい」と思えるような人に出会えたなら、受け入れたいと思いますね。

私は、2人がキラキラした目で「ラブソルが大好きです」って言ってくれる姿にノックアウトをされました。実際受け入れてみて、インターンが持ってくる新しい空気に、むしろ大人の方が学生から力をもらったと思う。誰でもいいというわけではないけれど、もし、そういう出会いがあるなら、私はまた受け入れると思うな。

ーありがとうございました! まだまだ未熟者ですが、これからも頑張っていきます!では、最後に今後どのようなことをしていきたいか教えてください。

うん、よろしくね!
ラブソルは小さな会社なので、インターンを受け入れたからといって、立派な何かができるとは思っていません。ただ、せっかく縁があってラブソルと関わってくれたのであれば、その子たちが社会に出たときに、ほんの少しでも楽になるといいなと、そのために伝えるべきことを、伝えていきたい。

そして同時に、私たちも「選ばれる会社」であり続けないといけないんですよね。お互いに刺激を受けあって、直面する事態に寄り添って、良いと思う方向に前向きに力を合わせていく。そのゴールを描くために、今回のインターンはすごく大きな意味を持ったし、それが私たちが目指す、「しあわせなビジネスパーソンを増やす」という目標にもきっと、つながると信じています。

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取材・執筆:伊庭 詩音
編集:柴山 由香柴田 佐世子
撮影:池田 実加
バナー制作:伊庭 詩音小野寺 美穂

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