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Laboratik事例紹介〜株式会社キノトロープ様〜

「経営はコミュニケーションを諦めない」
圧倒的な社内コミュニケーションの質向上を目指して

株式会社キノトロープ 代表取締役社長 生田昌弘さん

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創業28年の老舗Webクリエイティブカンパニー、キノトロープ

生田昌弘さん(以下、生田):株式会社キノトロープはWeb ビジネスで成功するために必要なすべてのサービスをワンストップ・ワンチームで提供できるソリューションカンパニーです。創業28年目を迎え、クライアント総数は1,000社を超え、その内、上場企業の割合は75%、取引期間が5年以上に渡る企業様が過半数です。

創業当初は7人でスタートしました。最初の3年間は人数が少ないこともあり、今振り返っても圧倒的なクリエイティブで制作ができたと自負しています。そこから手掛ける案件も増え、社員数も増え……。クライアントの増加に伴ってステークホルダーも増えていきます。1つの案件に対して弊社だけでも30人以上が参加し、1年以上にわたってプロジェクトが進むことも珍しくありません。

クリエイティブ企業はコミュニケーションが命

生田:クリエイティブで「求められている成果」以上のモノを作り出そうとすると、コミュニケーションが重要になります。一人でできることは限られていて、チームでなければできない仕事も多いものです。ただ、質の高いコミュニケーションがなされないと、認識のボタンのかけ違いが起きて、どんどんズレが大きくなっていきます。

特にインターネット企業は横文字での説明が多くなりがちです。業界ごとに英語3文字の略称があり、初めて聞いた人には何を話しているのか分からなかったり、細かな言い回しで印象が変わってしまうこともあります。スムーズに仕事を進行するためには少なくとも社内の認識や共通見解は一致させなければならないですし、比喩表現なども使ってメンバーが向く方向をそろえる必要があります。でなければ、案件は遅々として進みません。

私は組織が大きくなるなかで「圧倒的なコミュニケーションの質」を常に念頭に置いてきました。例えば、オフィス環境では、一貫してキノトロープはワンフロアにワンチーム全員が居るようにしています。誰かが「これ、分からないんだけど?」と叫んだとき、すぐに誰かがサポートできる環境がクリエイティブには重要なのです。

ただ、30年弱経営を行ってきましたが、私の中では圧倒的なコミュニケーションの質向上について、いまだ「明確な答え」は持っていません。ですから、質向上のためにできることは可能な限りやりたい。その一つとして、チャットツールSlackでのコミュニケーションも、可視化して改善できるポイントを見出したいと思っていました。

社内のチャットコミュニケーションを可視化してみたら

生田:そんなときに出会ったのがLaboratikのツールです。Slack内で誰が誰と頻繁にやり取りしているかが可視化され、やり取りの頻度や内容から、コミュニケーションのつながりや強さが見えるところに興味を持ちました。

もともと、キノトロープでは徹底的に仕事の進め方を「メソッド化」「定量化」しています。仕事の進め方を示す「ワークフロー」から、情報設計のための「ユーザー体験シナリオ」など一つひとつを細分化している。これらの「メソッド化」と「定量化」の目的は、誰がやっても同じレベルの仕事の完成度に到達できるようにするためです。

生田:そして、お客様とのミーティング内容やメール内容など、すべてのコミュニケーションをテキストに落として「文章化」しています。文章化するのは、仕事上でありがちな「言った、言わない」を無くすためです。実際にそれらのテキストの入力内容と、個々人がアサインされている「どの仕事に何時間従事したのか?」をタイムカードに含めて入力することで、プロジェクトの進捗管理なども行っています。

「メソッド化」と「定量化」、「文章化」を徹底的に行うことが、キノトロープがお客様に求められるクリエイティブカンパニーであり続けてこられた要因だと思います。これにより、仕事の属人化を防ぐことが可能となり、人が入れ替わっても、同じ業務を誰もがこなすことができる。常にベストなチームを組むことができるのです。

文章で伝えるスキルこそ、仕事には重要

生田:この3つの仕組みのなかでも、特に重要なのは「文章化」です。以前、私自身もカメラマンとして10年ほどの修行を積みました。当時は「一人前のカメラマンになるには10年かかる」と言われていたので私も修行したわけですが、ちゃんとテキストに書かれたものを読んで実践すれば、1年で十分にノウハウは覚えられたのではないかと思っています。

その際、重要なのは文章を「読むこと」と、「知っている人に教わる」こと。特にメールやチャットで、誰が何をどう適切に「教えているか」が重要になってきます。クリエイターは「人に何か頼む」のが苦手なメンバーも多いので、そのポイントを補うことも必要です。故に、私はLaboratikから届くレポートの、誰が何を受発信しているかを重点的に見ています。もしも、誰かがSOSを発しているのに、それをサポートできていなければ、経営こそがそのSOSを拾わなければなりません。

そもそも、テキストでのコミュニケーションは特段Slackに限った話ではなく、チームの状況を良くするために必要なことです。実際にLaboratikのツールを使うことで、隠れたハイパフォーマーが見えるようになってきました。

人は言っても伝わらない、乗り越えるには「共有認知」

生田:キノトロープにおけるハイパフォーマーとは「チームや会社に役立つことを考えている人」やそれらを「発信している人」です。もちろん、日々仕事に取り組むなかで、メンバーの言動を見れば明らかですが、Slackのチャットデータが解析されることで、より鮮明になったと思っています。もしもコミュニケーションのひずみが生じていたら、すぐに1on1を実施してリアルなコミュニケーションで補うことが必要です。

人に対して何か物事を伝えても、こちらの思い通りにはなかなか伝わりません。こちらが伝えたことを理解するのに時間がかかったり、意図通りに理解してくれないこともあります。それでも……。チームが認識を共有することが非常に重要。共有認知を作る、つまり「同じ絵を見る」ことで大きな成果が出ます。よく、お客様から「キノトロープの社員は、誰が来ても生田さんと同じ話をする」と言われます。誰が来ても同じ内容を喋り、同じ提案をできる。同じ知識を持ってクリエイティブを提案できることは、当社の大きな強みです。

そのためには「メソッド化」と「定量化」「文章化」はやはり必須だと思います。これを徹底することによって、「誰がやっても成果を出せるチーム」を形成することや「習得に10年かかるようなスキルも3年で得られる可能性」につながると考えています。

これらの施策を徹底的に行うのは、ともすれば「メンバーを信頼していない」と思われるかもしれません。それでも、私が徹底的に行うのには理由があります。私はコミュニケーションを諦めていない。このようなコミュニケーション施策を行うことによって、劇的に変わって大きく成長した人を数多く見てきました。だからこそ、キノトロープはこれだけ成長して大きくなってきた。

経営はコミュニケーションを諦めてはいけない。そう思います。


「働く」に、本当の自由を。
Laboratik Inc.


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