叱られるうちが花 0006

母の躾
母は、子供だった当時のわたしからすれば、鬼のように恐い人だった。
食卓でのマナー
言葉遣い
片づけ
掃除
などなど、

いろんなところで、わたしにとっては「金言」とも言える
数々の言葉を浴びせてくれた。

その中の一つがこれだ

「あんたぁ~、叱られるうちが花なんよ」

結構いくつも同じことを繰り返し言われてきたのだが、
この言葉が、今日はよぎった。

弟子が師匠を選ぶのではない。
師匠が弟子を選ぶのだ。
と、なにかの物語で読んだ。
人は未熟な自分を成長させたくて、何か道を求めて師を仰ぐ
そして弟子入りする。
しかし、素直に弟子入りできないこともある。
そんな場面だった。

「おうおうにして、入門する者は、自分が師匠を選び教えを請いていると勘違いしている。
実際には、師が弟子を取るかどうか決めているのだ。」

という一説。
わたしにとっては「すごく怖い話」
だって、これを人間関係に拡大解釈すれば、
言っても無駄な人には、怒(おこ)りさえしないということでしょう。
ましてや、その人のことを想って、叱ろうなんて思わないもの。
叱るのも、エネルギーがいる。
「言っても無駄な奴は、勝手にやってろ!知らん」
もう、これは優しさというオブラートに包んだ、人間関係の断絶ですよ。
怖い怖い。

他山の石

とは、よく言ったもので、我が身を振り返る貴重な体験でした。
桑原桑原って、最近は言わないかwww

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