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Hvalaセルビア‐19:ドバイにいったん着地

ドバイ国際空港は広かった。そして、キラキラとしていた。「物欲」を満たすには最高の場所に違いない。
ひとまず、紙幣がふわふわと浮遊するゾーンを抜け、レストエリアで足を延ばして横たわり、休息をとる。

一人旅は公共エリアで寝落ちるわけにはいかないので、機内とは違いここでは敢えて寝ようとしない。
そして、しばしの休憩の後、頃合いを見計らい、ボーディングチケットに記された搭乗口を目指す。
華やかなショッピングモールの端っこに向かってひたすら歩くと、店舗が切れたあたりから、通路も暗く湿っぽい風景になる。
いくつかの「トイレマーク」と「飲料水」マークを過ぎたところに、「ひっそり」と言う言葉が最も的確な表現だと思える「搭乗口」が見えた。
私の他には10名程度の人がベンチに腰掛けてスマートフォンをいじったり、寝転んだりしている。
日本人らしきは一人もいない。まず、アジア人がいない。

関西空港から一緒に飛んできた多くの日本人はいったいどこへ向かってのだろう、と思う。一先ず水分を取り、ベオグラード行のフライトが出発する朝まで引き続き休息をとる。長時間フライトは「戦い」だ。
四国を出てすでに24時間以上が経過していた。

※To Be Continued「Hvalaセルビア‐20」へ続く。

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