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ラングドックのヴェネツィア Sèteへ ショートトリップ

独自の地形のセット。モンペリエからなら電車で日帰りもできるくらいで、小さいけど魅力に満ちている。南部は地中海の海岸になり、北部は広大な潟湖トー湖に面していて趣きがある。

中心地はベニスのように、運河が縦横に走る水の町で、ラングドックのヴェネツィアと別名があるほど。
小高いモン・サン・クレールに行けば町と港を一望できSèteを一人占めした気分になるのです。
夏にはジュット(Les joutes)といって、フランスの伝統的な水上競技が開催されるそう。なんか舟の戦いみたいな感じ。町の中心にある運河は賑わっているんだろうと思います。
私は、友人宅のあるペルピニャンから一泊の旅に。TERと言うローカル列車で向かいます。全部自由席だけど、シーズンになれば混雑してることもあります。ペルピニャンからは1時間半ちょっとです。
2006年にパリからペルピニャンに列車で移動中、初めてこの駅に停車した時には、海の上に駅があるの?って思ったほど。おもしろい地形は、地図をご覧になればわかります。
一度訪ねてみたいと来てみました。

夏になれば、観光客で賑わうこと間違いないくらい、海、運河、町、市場、丘と楽しめる。食べものだってラングドックのワインはもちろんのこと、漁港があるので魚介類が美味しいことは言うまでもない。マグロ漁も盛んらしい。

この町を調べていると、古くイタリアの移民が入ったそうで、イタリア文化、料理がある。現に市場に行くとパスタが多く並んでいた。タコのモニュメントがあったけど、フランスではほぼ食べることはないタコだけど、ここでは名物のティエルTielles sétoises にはタコが入っています。
セート風と言えば、イカのセート風が有名。だけどこのティエルはちょっとタルトみたいな感じで、私が買ったサイズから大きなものまで様々。

中はタコをトマトで煮たものが入っているの。
外の生地も軽くて1つペロッと食べれます。

1日目に食べたTielles Cianni Marcos のティエルは生地がサクサクで軽い。中のトマトは少しピリッとしてワインに合いそう。生地も楽しめる。

2日目に食べたFactory Tielles Sophie Cianni & co のティエルは、オープン時間にいったから、まだ熱いがら気をつけてねと言われた。熱が取れきれてないからか、生地はしっとりで薄い。その分具材の味を感じる。昨日のピリッというのはあまりない。おやつと言うよりお皿に乗せてサラダと食べたい。どちらも良さがあって甲乙つけ難い。イタリア文化なんで、生地にはオイルを使っているので軽く仕上がるそう。

町の運河に挟まれて街が広がる。普通真ん中に教会があるけど、ここはモンサンクレール(サンクレール山)の上に白い教会があり、見守っているようにセットの街を一望できます。
ちなみに、バスが出てるけど多くなくてと、観光案内所で教えてもらったけど、次の便までだいぶ先だし、帰りがあるのか?Googleでみたら徒歩30分ってあったから歩いてみたけど、微妙に位置情報が違って(モンサンクレール だけど、山も大きい笑)すっごいすっごいすっごい坂道で、ちょっと迷って1時間ほど歩いて到着。帰りはちょうどバスが来て(15分遅れ→こちらではよくある)あっと言う間に町へ。
待ってもバスをおすすめします。ちなみに1時間に一本くらい。真夏になれば多いかもしれません。

セットに来たならせっかくだし魚介類を食べたい。
レストランと言う選択肢もあり一応候補にしていた店はどうもこの日はイベントがあったっぽく断念。
気軽に食べようと、

自然派ワインショップCave Au Vin Vivantの横に魚介のお店があって、それを買って持ち込んで飲めるシステム。

牡蠣にエビ アイオリと

飲みたいワインがあったけど、こちらにはなく近いものでこのプレートに合うのを選んでもらった。

初めて食べたこの不思議な貝はからだにいいらしく、海のかおりと独特の旨み。

ムールの生も味見につけてもらいました。たくさん食べたらお腹壊すらしい。

日曜日だったけど市場が開いていた!
パスタ類がたくさん並んでいる。

久しぶりのフランスのマルシェは楽しい。野菜もキラキラ

マグロもありました。

Zezette de Sete この辺りの伝統的なビスキュイ。そしてこのサクサクお菓子でとっても食べやすかったです。

イワシもこの辺りでは多い
フランスでチーズは欠かせない!
ここにもティエルが!
ワインはピクプール

のんびりゆっくりするには、おすすめの場所です。

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