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【観戦記+α:マリノス】未だかつてない一体感…と、恐怖【2019/11/19 vs札幌(H)】

三ツ沢が嫌いだった。

味方や審判への醜い野次が日産よりも多く聞こえる。応援とはなんだろうかと考えてしまう。

しかし、この日、野次が聞こえた気がしなかった。(愛ある叱咤激励の大きな声は聞こえたが)

なぜか。勝ちたいという気持ちにノった声が、エネルギーが、ひどい野次を上回っていたのだろうと思う。

マリノスが3点とっても追加点をとるんだというエネルギーに満ちていたし、4点とっても(2点失点したことはあるものの)試合終了の笛までそのエネルギーは止まらなかった。(まだ試合中に、勝ち試合終了時に唄う傾向の強いチャントがはじまったときは一瞬会場の空気が固まったけどねw まだ、しゅーちゅー!な時間だったかと!)

試合終了の笛が鳴り、直後は周りで涙を見せるサポ仲間もいて。まだ何も終わってないよ!と思いつつも、この試合における「想い」と、夕日に包まれた中で勝利できた安堵の空気は心地よいものでした。


さて。冒頭に書いたことに戻りますが。私はなかなか今季の三ツ沢が好きになれませんでした。

ラグビーW杯の影響でこの終盤戦を三ツ沢で数試合することになったことは恨みさえ覚えた(大げさ)のですが。選手たちは口々に三ツ沢の雰囲気が最高だったと言って、言い続けてくれて。そして今季の三ツ沢集大成がこの試合でした。

それら全ての積み重ねがいい方向に転がってくれて。「伝わっている」と感じられることもあり、三ツ沢の一体感は未だかつてないものになったんだと思う。

「三ツ沢でよかったんだ」


…だからこそ、怖い。


2013年。最終節から3つ前のアウェイ磐田戦。あの日の一体感も凄かった。勝ちたいというエネルギーに満ちていて、同じように…と書くのもイヤだけど、試合後、どこかが負けたことがトラメガで伝わり、あと1個勝てば優勝とわかった。


分かってる。あの時とは状況も違うし、まだ追いかける立場だ。

優勝の2文字に浮き足立たないこと。必要以上に意識するのではなく、目の前の試合に集中して一個ずつ勝っていけば、自然と優勝がついてくること。



まず。

山雅に勝つこと!まずはその90分に、勝ちたい気持ちを 残らず捧げよう。

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