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長寿な国は、、

日本は世界1,2を争う長寿国である。

しかも水道を捻るだけで、飲み水が出るしガスも電気も通ってる。

119と押せば救急車が来てくれるし、110番で警察が出動する。

ちょっとの風邪や肌荒れ、癌や脳梗塞といった緊急性の低いものから、重篤な症状まで関係なく3割負担で治療を受けることができる。

中学校までは義務教育で、高校にもほとんどの子供達が進学する。

戦争は70年以上起きてないし、飢饉や餓死などで亡くなる人も数えられる程度。

洋服も食べ物も余るほどあって、今や小学生がスマホを持っている。

どう考えたって途上国よりも幸せに健康に生きれる状況を生きてるはず。

明日住む場所も食べるものもない地域はいまだに存在するし、子供が家事や仕事をしている。

それだけではなく、性的な仕事や兵器を持たされている子供たちもいる。

幸せが続くと当たり前になる。
そしてその幸せから少し外れた瞬間に、自分が世界一不幸な人間なのではないかと錯覚する。

だから、世界一長寿な国で先進国なのに、同時に生きていたくないと思う国民も多い国でもあるのだと思う。

出世してタワマン高級外車、クラブで遊ぶ。
家庭は仕事の犠牲になっても仕方がない。
プライベートよりも会社の飲み会、接待。

そんなの今の時代に合うわけがない。

今はどんだけ働いてもボーナスは限られてくるし、会社よりも国産車で低燃費のレンタカーに乗って家族で旅行した方が幸せだ。

サービス残業で身を捧げても、不況を理由にリストラされる。

だから過労死も過労自殺も減らない。

どれだけ働いても、国に税金を納めても、コロナで追い詰められた人たちを国は救ってくれない。

残ったのは多額の借金。

これじゃ、コロナに感染する前に死んでしまう。

何のための緊急事態宣言なのか。

医療従事者の為に協力した飲食従事者は助けてくれないのか。

こんなことだからコロナで多くの人が自ら命を絶ってしまうのではないか。

誰かを守るのではなく、国民全員を守ってほしい。

みんなしんどい。

でもその先に光があったなら。

誰かが手を差し伸べてくれたなら。

世界一長寿な国は世界一生きるのが過酷な国なのかもしれない。

外から見たこの国はデータ上、裕福なのかも知れない。国の中から見る景色は、自由に飛ぶことの出来ない鳥籠の中の鳥の目線と同じであるのかもしれない。

誰もが自由に空に向かって羽ばたける日がいつか来ますように。

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