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国内組のみの日本代表

興味深い記事を読んだ。

10月再開予定の代表戦で海外組を呼べない可能性があるという。確かにまだまだ世界的にコロナパニックが落ち着く様子はなく、海外から日本に、あるいは日本から世界に行くことは容易ではない。ただ記事にもある通り日本代表は突破をほぼ決めており、国内組あるいはU世代の代表だけでも十分勝てる程のレベルの違いはある。
そこで今回は、残りのW杯2次予選を戦うメンバーが国内組となった場合、自分だったら誰を招集するかを妄想した。選考基準は当たり前だが今シーズン活躍している選手をベースに、単純に自分の理想のサッカーに合う選手、注目している選手を選考した。
システムは4-2-3-1。私は俗に言う「若手厨」のため、清武選手など活躍しているベテラン選手も多くいるが選んでいない。リオオリンピック世代が私のなかでぎりぎり中堅のため、GKを除いて92年生まれ以降で考えた。

GK
1.東口順昭 12.大迫敬介 23.小畑裕馬
DF
3.町田浩樹 4.渡辺剛 5.三浦弦太 15.瀬古歩夢
2.永戸勝也 16.橋岡大樹 21.山根視来 22.中村帆高
MF
6.井手口陽介 8.川辺駿 10.大島僚太 18.田中碧
7.三笘薫 11.前田直輝 14.相馬勇紀 17.坂元達裕
FW
9.古橋亨梧 13.上田綺世 19.一美和成 20.斉藤光毅

代表チームとしての練習時間があまりとれないと予想し、連携面を考慮してある程度所属チームを固めた。
予想通り首位を独走している川崎からは4名を招集。実際にクラブが4名も貸してくれる可能性は低いしサポーターからはバッシングを受けるだろうが本音はもっと川崎から呼びたいくらいだ。それくらい今の川崎には良い選手が揃っているし仮に2チームに分けても上位に位置しそうである。
CBながらドリブルしていく湘南時代の山根選手は元々注目していたが、なかなか昨シーズン固定できなかった右SBにあれ程フィットするとは思っていなかった。既に国内屈指の右SBと言っていいと思う。
そして三笘選手。大学時代からプロをちんちんにしていたので今更驚きはしないが、最近は調子が良いのか決定力も上がっている気がする。長谷川選手の活躍も代表に値すると思うが、東京五輪も考えて三笘選手にした。何人もいる「今年行われていたら招集されていなかったが来年に延びたことにより招集される可能性が高まった選手」の筆頭格だろう。

GKはベテラン、中堅、若手を一人ずつ。
東口選手はもっと評価されていい選手だと思う。これまであまり代表で試合に出ていないのが不思議だ。間違いなく東口選手がいなければガンバは今より下の順位にいるだろうし、たまに相手がどこに打っても入らないと思ってしまう程のゾーンに入るときがある。
若手枠には仙台の小畑選手を招集したい。1年目とは思えない落ち着きぶりで活躍している。同じく清水の梅田選手も活躍しており出場数でいえば梅田選手の方が上だが、私の中で印象に残っているシーンは小畑選手の方が多いため小畑選手にした。ただ、新潟の藤田選手も忘れてはいけない。ビックセーブを連発しており特に栃木戦の藤田選手は完全にゾーンに入っていた。まだご存知無い方は是非ともこの動画を見てほしい。

最近は3バックのチームが多く、そもそもSBの選手が少なくなっている。特に中堅以下の選手で左SBというのがなかなか見当たらない。浦和の山中選手や湘南の鈴木選手は攻撃面はいいが守備が少し不安で、東京五輪の主軸を担う予定であった鹿島の杉岡選手は試合に出れていない。昨年アシスト王の永戸選手、それから森保監督も注目している中村選手を選んだが、SBには攻撃面より守備面を重視する私の中で、まだ左SBは固定できていない。

川辺選手と坂元選手は今のところ良いシーズンを過ごしているといえる。今年から広島の8番を背負う川辺選手は海外組も含めた代表においても重要なピースとなる可能性がある。川辺選手がどう考えているのか知らないが、海外のチームも川辺選手に注目しているのではないかと思う。最近の移籍事情を鑑みるとそろそろ海外でやるチャンスがなくなってきてしまう年齢だが、オファーがきたとき川辺選手はどう決断するか。個人的には川辺選手は広島の8番を背負い続けて広島の伝説となってほしいと思っている。
そして坂元選手はまだそこまで目に見える結果を残せているわけではないが今年のベストヤングプレイヤー候補に入るだろう。山形時代の活躍をJ1でも変わらず出来ている。ただ、海外組も含め小柄なレフティーというのは代表に多く存在する。それなら日本代表に招集されるために自分も海外へ、という気持ちを持っていても不思議ではない。
2人ともあまりJリーグを見ない人からすると、まだそこまで知名度は高くないかもしれないが、代表デビューすれば一気にブレイクする可能性があるのではないかと思う。

横浜FCのコンビは面白い。凹凸というか、互いの武器が相乗効果を生んでいる印象をうける。詳しくは別で書くが、身体能力で負けてしまう日本人が世界に勝つためにはこの「相乗効果」というのが重要だ。そしてこの2人も先程の「今年行われていたら~」の選手である。
古橋選手も年齢的に海外挑戦するには難しくなってきており、何回か海外の噂は出ているがどうなるか。ただ本人も言っている通りイニエスタからパスがくるのは海外での時間より有意義ではないか。個人的にイニエスタに1番近い日本人は大島選手だと思う。そして大島選手と古橋選手、大島選手と上田選手は「相乗効果」を生み出すコンビだと確信している。

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他にもマリノスに決まった前田大然選手や柏の神谷優太選手などのJ1選手はもちろんのこと、新潟の本間選手や磐田の伊藤選手などJ2でも代表で活躍できそうな選手は多くいるが、キリがなくなるのでやめておく。