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PT×ATの思考の整理

フィットネスジムでのコンディショニング ・パーソナルトレーニング、スポーツ現場でのトレーナー活動で得られる経験から、その知識・技術をnoteに整理して行きます。日進月歩の医学の世…
【100記事以上読み放題・2回/月投稿】 評価・動作分析・徒手療法・運動療法・アスリハ・パフォーマ…
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#膝関節

膝関節の評価・徒手療法・運動療法

以降の投稿予定記事はこちらから 身体アライメントを評価する上で機能解剖を理解する必要があります。 解剖学的、構造的にどのような状態が安定する状態であるのかを理解した上で評価することで、その後の方向性を決める上で有益になると考えます。 膝関節は脛骨大腿関節(FTjt)および膝蓋大腿関節(PFjt)からなり、膝関節運動におけるキネマティクスを評価し、可動性が低下している部分に対してアプローチします。 1.膝関節可動性評価

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膝関節靭帯損傷の運動療法・アスリハ

2023.3-2024.2 投稿予定記事 今回のnoteでは膝関節機能獲得後のスポーツ復帰までの流れをご紹介します。 膝関節靭帯損傷後の機能改善で欠かせない他関節の連動性や、膝関節の安定性を獲得するためにも、チェックポイントを確認しながらスポーツ復帰を目指しましょう 5.CKCトレーニングのポイント

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膝関節靭帯損傷の評価・アプローチ

2023.3-2024.2 投稿予定記事 膝内側側副靭帯損傷のリハビリでは、 膝関節の構造的な安定性を獲得後、膝関節周囲筋の強化により機能的な安定性を獲得することが第一目標となります。 その後上下の関節だけでなく、上半身質量中心、下半身質量中心の関係性から膝関節にかかる負担を考慮し、運動療法を展開していきます。 膝関節疾患で多い、膝内側側副靭帯損傷を例にして初期のリハビリからスポーツ復帰までの流れについてご紹介していきます。 1.膝内側側副靭帯(Medial Cola

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膝関節の運動療法・ファンクショナルトレーニング

2023.3-2024.2 投稿予定記事 膝関節の構造上、骨による安定化が得られにくいため、周囲組織による安定化が必須となります。 膝蓋大腿関節は浅い膝蓋骨窩に膝蓋骨が滑走することで安定しますが、膝蓋骨周囲の軟部組織の影響を受けやすく、周囲組織の滑走性を十分に引き出しておく必要があります。 また、大腿脛骨関節は屈曲に伴う大腿に対する下腿内旋により構造的に安定しかつ、不安定な膝関節を楔として安定性を確保する半月板が可動することで動的な安定性を得られるとされています。 膝

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膝関節の評価・徒手療法

2023.3-2024.2 投稿予定記事 身体アライメントを評価する上で機能解剖を理解する必要があります。 解剖学的、構造的にどのような状態が安定する状態であるのかを理解した上で評価することで、その後の方向性を決める上で有益になると考えます。 膝関節は脛骨大腿関節(FTjt)および膝蓋大腿関節(PFjt)からなり、膝関節運動におけるキネマティクスを評価し、可動性が低下している部分に対してアプローチします。 1.膝関節可動性評価❶Half Kneeling Dorsifl

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膝関節を安定化させる半月板アプローチ

膝関節の構造上、骨による安定化が得られにくいため、周囲組織による安定化が必須となります。 特に膝関節では可動性を有する半月板があることから、半月板が膝関節運動に伴い可動することで膝関節の安定化を担っています。 その反面、周囲組織の滑走不全により半月板の可動性が低下することで、膝関節に加わる応力が分散できず、周囲組織の損傷をきたす可能性もあります。 膝関節運動の適正化を図るために、周囲組織の滑走性が改善することで半月板の可動性の適正化を図り、膝関節の構造的な安定化が得られる

膝関節障害予防のための復帰基準|DNVの改善

膝関節疾患を誘発する代表的なマルアライメント・マルユースであるKnee-in(膝関節外反+下腿の内側傾斜)は、前十字靭帯損傷や半月板損傷に限らず、膝関節周囲の軟部組織に伸張、圧縮、剪断ストレスを加えることで、様々な膝関節疾患を引き起こすとされています。 またKnee-inは膝関節機能の問題に留まらず、他関節の機能異常により誘発されるとされていることから、全身機能を評価して改善を図る必要があります。 ▶︎Knee-inの改善方法はこちら スポーツ活動中において 身体アライ

膝関節の可動性改善のための徒手療法

膝関節の運動療法を行う前に、膝関節のマルアライメント・マルユースを改善する必要があります。 可動性の低下から運動軸の偏位を起こし、OKCトレーニングだけでなく、CKCトレーニングにおいて代償動作を招きます。 そのため、トレーニングを行う前に可動性の改善を図ることは運動療法の効果に影響すると考えます。 膝関節の可動性評価とともに、臨床で使用する頻度が多い徒手療法をご紹介します。 1.下腿内旋|大腿脛骨関節内側評価|下腿内旋 軽度屈曲位で他動運動での下腿内旋、自動運動で下腿内

膝内側の痛み|鵞足炎

ランニングにおいて発生頻度が多い膝内側の痛みである鵞足炎について、解剖から評価、局所の改善方法、トレーニングについてご紹介していきます。 鵞足の機能解剖縫工筋・薄筋・半腱様筋の3筋が脛骨近位内側に付着する部分。 表層に縫工筋、深層に薄筋・半腱様筋が走行し、さらに深層には鵞足包がある。 鵞足包は鵞足とMCL間の摩擦を軽減する役割があるとされている。 鵞足炎ではこの鵞足包とMCL間での摩擦による炎症とされています。 鵞足炎を誘発しやすいランニング動作Lunge動作 ✔︎下腿外

腸脛靭帯タイトネスの改善

臨床において必ずと言っていいほど頻繁に遭遇する腸脛靭帯のタイトネスにについて、その原因と改善方法について考えていきます。 腸脛靭帯の解剖大殿筋・中殿筋・大腿筋膜張筋より腸脛靭帯となり、大腿骨外側上顆を越えて脛骨粗面外側のGerdy結節に付着する。 腸脛靭帯遠位 浅層|膝蓋骨外側に付着 深層|脛骨外側に付着 外側広筋の表層を走行する。 深部に脂肪体があり腸脛靭帯との摩擦により炎症を起こすとされている。 膝関節に対する作用 膝関節屈曲30°を境に屈伸作用が変わる。 屈曲30

膝関節のアライメント・キネマティクス評価

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