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PT×ATの思考の整理

フィットネスジムでのコンディショニング ・パーソナルトレーニング、スポーツ現場でのトレーナー活動で得られる経験から、その知識・技術をnoteに整理して行きます。日進月歩の医学の世…
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2022年9月の記事一覧

姿勢評価から考える体幹-股関節アプローチ

姿勢評価はするけど、そこから主訴と結びつけてどのようにアプローチするのか悩む事はありませんか? 姿勢評価→動作評価→局所の評価→アプローチ この一連の流れを統合し解釈しながらアプローチすることで、問題点が適切に抽出でき、アプローチに一貫性を持たせることが可能になると考えています。 今回は姿勢評価から得られる情報を整理し、次の動作評価・局所の評価につながる方法をお伝えします。 1.姿勢評価と体幹-股関節アプローチ姿勢評価において姿勢を簡易的に2つに分類します。 矢状面に

上位肋骨・胸椎の動きを引き出す

上位肋骨・肩甲骨の動きは脊柱の伸展を引き出し、上半身質量中心を移動させるために重要な部位となります。 脊柱の伸展運動において下位肋骨は拡張し、上位肋骨は後方回旋の動きをします。 その動きに伴い肩甲骨は後傾・外旋します。 また肩関節内旋・外旋運動は肩甲骨-脊柱と連動し、上半身質量中心の前額面・水平面上の移動において重要な動きとなります。 そのため肩関節内外旋と肩甲骨を連動させ、脊柱の動きを引き出すことで、上半身質量中心の移動をスムーズにし、下肢関節への重心移動を可能とします