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PT×ATの思考の整理

フィットネスジムでのコンディショニング ・パーソナルトレーニング、スポーツ現場でのトレーナー活動で得られる経験から、その知識・技術をnoteに整理して行きます。日進月歩の医学の世…
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2022年8月の記事一覧

腰椎-骨盤-大腿骨の連動とスクワット

股関節が障害予防やパフォーマンスアップになぜ重要か、その役割から考えると、 股関節には 力の伝達・可動性・重心制御 など多くの役割が求められる関節なります。 以上の様な重要な役割がある股関節は、解剖学的に屈曲(骨盤前傾)することで構造的に安定することから、屈曲可動性の改善が必要となる関節になります。 構造的な安定性を獲得するために、股関節屈曲可動域が必要となるが、寛骨大腿関節の可動域は約93°と言われており、それ以上の可動域の獲得には骨盤後傾(腰椎後弯)が必要となり

knee-inを防ぐ体幹-股関節制御

方向転換におけるカッティング動作は、素早い方向転換を可能とするため、その能力向上はスポーツパフォーマンスの向上に必須となります。 しかしカッティング動作は素早く方向転換するため、大きな力が要求される動作ともなります。 そのためスポーツ障害、特に膝関節の障害はカッティング動作で起こりやすく、リハビリの過程においても復帰に向けたトレーニングを行う必要があります。 ❶❷では体幹側屈・回旋による膝関節外反・内旋モーメント増大を回避する必要があります。 またワイドスタンスはCOM(