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PT×ATの思考の整理

フィットネスジムでのコンディショニング ・パーソナルトレーニング、スポーツ現場でのトレーナー活動で得られる経験から、その知識・技術をnoteに整理して行きます。日進月歩の医学の世…
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2021年7月の記事一覧

スクワット動作改善のための抗重力伸展運動

スクワット動作の改善には脊柱の自由度が必要となり、腰椎と胸椎が分離して動く必要があります。 スクワット動作では股関節屈曲に伴う骨盤後傾・腰椎後弯、オーバーヘッドスクワットであれば上肢挙上に伴う胸椎伸展可動性が必要となります。 下肢関節の屈曲可動性が低下していることで骨盤後傾・腰椎後弯の代償が出現し、重心位置を保つためには胸椎伸展の可動性が必要となります。 また骨盤後傾・腰椎後弯可動性が低下しているケースでは、十分な股関節屈曲可動性を得ることができません。 ▶︎スクワット

スクワット動作改善のためのヒップヒンジ

スクワット動作の改善には脊柱の自由度が必要となり、腰椎と胸椎が分離して動く必要があります。 スクワット動作では股関節屈曲に伴う骨盤後傾・腰椎後弯、オーバーヘッドスクワットであれば上肢挙上に伴う胸椎伸展可動性が必要となります。 下肢関節の屈曲可動性が低下していることで骨盤後傾・腰椎後弯の代償が出現し、重心位置を保つためには胸椎伸展の可動性が必要となります。 また骨盤後傾・腰椎後弯可動性が低下しているケースでは、十分な股関節屈曲可動性を得ることができません。 そのため、骨盤

CKCトレーニングのバリエーション|基礎

姿勢制御・運動制御能力を高めるためには、立位でのトレーニング(CKCトレーニング)が必要となります。 さらには負荷(重量)を加えることで筋力強化のトレーニングとしてもCKCトレーニングは有効なトレーニングであることから、医療現場及びスポーツ現場で多用されるトレーニングとなります。 筋力強化を目的としたトレーニングをする上で、姿勢制御能力・運動制御能力が不十分な状態では効率的な力発揮は困難となり、一部位に負荷を集中させることになります。 そのため医療現場では姿勢制御・運動

投球動作の改善|並進運動→回旋運動

投球動作ではwind-upで作り出される位置エネルギーを並進運動により前方に伝え、その中で作り出される運動エネルギーを回転運動にて上肢を介してボールに力を伝えていきます。 その過程でエネルギーロスが起こることで、投球パフォーマンスの低下につながるだけでなく、他関節の代償により障害発生のリスクにもつながります。 また並進運動や回旋運動は投球動作に限らずスポーツの種々の動作でも行われる動作であることから、スポーツ動作を観察する上で必須の動作となります。 1.並進運動の低下に