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PT×ATの思考の整理

フィットネスジムでのコンディショニング ・パーソナルトレーニング、スポーツ現場でのトレーナー活動で得られる経験から、その知識・技術をnoteに整理して行きます。日進月歩の医学の世…
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2021年4月の記事一覧

肩関節の可動性改善のための徒手療法

肩関節の運動療法を行う前に、肩関節のマルアライメント・マルユースを改善する必要があります。 可動性の低下から運動軸の偏位を起こし、OKCトレーニングだけでなく、CKCトレーニングにおいて代償動作を招きます。 そのため、トレーニングを行う前に可動性の改善を図ることは運動療法の効果に影響すると考えます。 肩関節の可動性評価とともに、臨床で使用する頻度が多い徒手療法をご紹介します。 肩関節可動性評価1st、2nd、3rdポジションで肩関節の可動性を評価します。 上腕骨頭を触知し

体幹機能で考慮したい胸腰筋膜と呼吸

1.胸腰筋膜の解剖脊柱起立筋は胸腰筋膜という筋膜で覆われており、頸部・胸部・腰部に分かれ、腰部はさらに前葉・中葉・後葉の三層で構成されています。 前葉|腰方形筋を包み、大腰筋に連結し、腰椎横突起の前面に付着している。 中葉|外腹斜筋・腹横筋・内腹斜筋を腰椎横突起に付着させている。 後葉|広背筋と大殿筋を連結している。 このように胸腰筋膜は体幹の前後・側面の筋群と連結しており、表層の広背筋-大殿筋の連結を有することから、体幹機能に重要な役割を果たしていると考えられます。 地

歩行から考える、獲得しておきたい股関節機能

股関節が使えることで ✔︎股関節が動くことで重心移動がスムーズになる。 ✔︎股関節が動くことで力発揮に有利となる。 股関節を使える様にするには股関節単独での動き獲得、脊柱との連動、荷重位置が重要であることをお伝えしました。 詳細はこちら 今回は、 移動能力を上げるために必要な股関節機能についてお伝えします。 股関節の大きな役割は衝撃の吸収と力の発揮です。 衝撃吸収が不十分であると、安定しないだけでなく他の関節で代償することで障害発生につながることもあります。 また

骨盤帯・股関節の可動性改善のための徒手療法

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