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PT×ATの思考の整理

フィットネスジムでのコンディショニング ・パーソナルトレーニング、スポーツ現場でのトレーナー活動で得られる経験から、その知識・技術をnoteに整理して行きます。日進月歩の医学の世…
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2021年2月の記事一覧

回旋型腰痛の評価とアプローチ

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膝の安定性を高める股関節トレーニング

膝の代表的マルアライメント、マルユースであるKnee-inや矢状面での膝関節前方偏位の改善を図るために、膝関節の改善のみならず、股関節、足関節にアプローチすることが多いのではないでしょうか。 下腿内旋制限はknee-inを誘発しやすくなるため、局所の改善はもちろんのこと、足部過回内、股関節内転内旋も膝関節のknee-inを呈しやすくなります。 そのため、膝関節だけでなく他関節に目を向けてアプローチするべきとされています。 今回は体幹-股関節の機能改善から膝関節の安定性を獲

体幹トレーニング|最新版

体幹トレーニングを考えるときに、固定・連動・分離・操作と言った体幹の役割を考え、どのような機能向上を目的に体幹トレーニングを行うのかを考える必要があります。 この記事で体幹トレーニングを 体幹と四肢を連動させ、その動きを制御するトレーニング とお伝えしました。 固定するだけが体幹トレーニングではなく、上肢・下肢と連動させてその動きを制御するのが体幹トレーニングと考えます。 止まるだけが体幹の機能ではなく、動きの中で身体を制御(コントロール)する能力も体幹の機能の1つを

足関節底屈の重要性

足関節背屈の重要性は周知の通りで、荷重し衝撃吸収する際に足関節は背屈位となり、下肢の3関節が連動し衝撃を吸収します。 背屈位での安定性は距腿関節の構造的安定が基となり、足部ウインドラス機構・トラス機構、クロスサポートメカニズムなど足部・足関節周囲軟部組織により安定化を図ります。 足関節の安定性向上させる上で上記のメカニズムに加え、ヒラメ筋(単関節筋)による遠心性の制御が重要となります。 構造的・機能的安定性の破綻は足部疾患や足関節疾患を招くため、底屈運動軸の改善を優先し