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腰椎分離症|➋ 胸椎可動性改善

今回は腰椎分離症に対するアプローチの方法についてご紹介していきたいと思います。

前回は評価について解説させていただきました。

胸椎可動性制限

胸椎の可動性低下は隣接する腰椎による代償が起こることにより、メカニカルストレスが増加し、腰椎分離症の発症リスクを高める可能性があります。

1.胸椎伸展制限

胸椎の伸展制限は腰椎に対する伸展ストレスを増加させる可能性があります。

さらに胸椎の伸展制限は下半身に対する上半身の前方移動制限を招きます。

オーバーヘッドスポーツなど上半身の前方移動制限が必要とされるスポーツにおいては腰椎に対する伸展ストレスを抱えたままスポーツ復帰することは再発のリスクが高まるため注意が必要になります。

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2.胸椎回旋制限

体幹は胸椎回旋、肩甲骨外旋、下部胸郭後方移動などが連動することにより回旋が行われます。

しかし腰椎と隣接する胸椎の回旋制限は体幹回旋制限を招き、腰椎に対する回旋ストレスを増加させる可能性があります。

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胸椎可動性改善アプローチ

1.胸椎伸展
・胸椎伸展ストレッチ
・バックブリッジ
・プッシュプレス
2.胸椎回旋
・胸椎回旋ストレッチ
・3ポイントローテーション

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