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棺桶プレイリスト~2~

さあて、続きを書きます。スキ!が1来て嬉しくなったからです。ちょろいね~!


  1. (6)君の部屋/クリープハイプ
    これはクリープハイプで初めて手に入れたCDに入ってた曲。お姉ちゃんがタワレコのポイントが貯まってたから買ってあげたよってくれたCDの2曲目。擦り切れるくらい聴いた曲。インディーズの頃からやっていて、歌詞がその頃と少し違うんだけど、どっちでも好き。
    「きっと死んだら地獄だろうなでも天国なんか無いしな」
    私もそう思って生きてる。なんならこの曲に刷り込まれてるのかも。生きてる時からほぼ地獄で、賽の河原の石積み状態なので、とくに死後には期待してない。
    「誰にも言えない秘密のインターフォンをあの時確かに僕は押しました」
    は、インディーズの頃やライブになると、
    「誰にも言えない秘密のインターフォンをヘラヘラしながらピンポンダッシュしました」に変わるんですが、どちらも好き。ピンポンダッシュしたことないけど、やってみたいなーとか思います。
    「僕の喜びの8割以上は僕の悲しみの8割以上は僕の苦しみの8割以上は
    やっぱりあなたで出来てた」
    最愛だと信じた人のことを神様みたいにしてしまう癖があるのも、もうこの曲のせいかもしれない。
    9歳の私は尾崎世界観が初恋だったので、実母から「お前がもはや尾崎みたいに面倒臭いから、好きになる男もみんな尾崎みたいにひねくれて面倒臭いやつに引っかかるんだ」と言われるレベルなので。
    好きな人が苦しかったら私も苦しいし、嬉しかったら嬉しい。まあ叶わないし届かないんだけどね。届かなくても何度だって言いますよ。私はあなたに生きていて欲しいってね。

  2. (7)ハンドメイドホーム/大森靖子
    これは靖子ちゃんを知るきっかけになった曲で、溺れるナイフの挿入歌になってて初めて聴いた。全然泣く場面じゃないのに、その頃好きだった男の子と、その男の子の好きな女の子と一緒に見に行った映画で、泣いてるのをバレちゃいけないと必死に隠しながら、でも何故か涙が止まらなかった曲。
    帰ってから微かに覚えていた部分で検索して、原曲を歌っているのが靖子ちゃんで、ライブ映像を見つけて観て、また泣いた。
    歌詞の全てが好きなんだけど、どうしても一つだけあげるなら、
    「惰性のにばん 君がいちばん
    嫌いな言葉をわたし歌いたい
    気持ちをおさえてできるだけ
    たのしくするから嫌わないで」
    これが全てに尽きる。私は誰のいちばんにもなれたことが無いけれど、私のいちばんはたくさんいた。その度に、君がいちばん、たのしくするから嫌わないで、と思っている。
    毎日もうどうかしそうで、でもアイドルだって笑ってるし、の気持ちでいれば少しだけ笑えてどうにかできた日がたくさんあった。原曲もカバーもどちらも大好き。毎日は手作りだ。自分の作り方次第でどうにだってできる。どうにだってできるのに、私はたまに作り方を忘れる。

  3. (8)エンドレスダンス/大森靖子
    「~した」でどんどん歌われていくなかなか珍しい歌だと思う。
    いつの頃からか夜に眠れなくなって、2~4時は私のゴールデンタイムと化すようになった。午前2時を超えると眠れなくなるのだ。何故かと言うと、その時間だけは私が誰にも呼ばれず、誰も動かず静かで安心できる時間だったから。家の中で他人がドアを開けたり歩いたりする音が響くことの無い時間だから。そんな夜に、この曲を深夜のシンとした時間に静かに聴くのが好きだった。
    もうそんな生活から解放されて1年以上経つのに、私は未だにその時間に眠れない。
    「もう好きじゃなくなったのかな
    もう好きじゃなくなったのかな
    だらしない飲食店で
    夜から朝までボーッとしてる
    もう好きじゃなくなったのかな」
    どうせいつになっても夜には眠れないんだから、大人になったら、自由になったら、やっすいファミレスでドリンクバーだけで会計を浮かせて、頬杖ついたりなんかして窓の外を眺めてこの曲を聴きたいなあと思いながら眠れもしないのに目をつぶっていた。
    その頃の私は自分のベッドの中だけが聖域で、心が落ち着ける場所だった。
    そのベッドの中で聴く、諦めと見えづらい悔しさと悲しさが入り交じった静かなこの曲が、どんな夜も私をひとりぼっちにはさせなかった。
    君のことおぼえてないよ、知らないよ、と女の子が言ってるうちは、まだ全部全てを覚えている時だ。私も君のこと、まだおぼえてるもん。

  4. (9)キルミー/SUNNY CAR WASH
    これはいつ知ったんだろうなあ。14歳だったことだけは確かに覚えている。
    「ねえキルミーベイベー殺してくれ」
    と言う割には、
    「溢れるほどの愛で溺れさせてくれ」
    「溢れるほどの愛を僕に分けてくれ
    100分の1でもいいから僕に愛を
    故郷には緑を」
    と言ってしまうその歪さがすごく愛おしい。
    MVもこの人が歌っている苦しさがよく出ていて、手を挙げてノリたくなるのに、何故かこっちまでちょっと息苦しい気持ちになる。私はあまり他人の気持ちとか感情に「分かるよ」と言いたくないんだけれど(所詮他人だから、きっと全ては分かりきれていないと思うから)、この曲のこの子には分かるよと肩をさすりたくなる。きっと肩をさすって欲しいのはこれを爆音で聴いて他の雑音を遮断していた14歳の私だ。故郷の緑は枯れてしまえばいいと思うくらい、私は地元のことが嫌いだけれど。
    溢れるほどの愛を分けてくれたら、きっともう何もいらない、それは今も同じ。分けて欲しいあなたが分けてくれたら、その他にはもう何もいらないのになあ。
    ちなみにMVも好きだし、同じ頃に聴いていた「それだけ」もとても好きです。

  5. (10)恋は永遠/銀杏BOYZ
    これは今夏、というかこの数日、ずっと聴いている曲だ。私には峯田和伸にしか救われない夜があって、それがここ数ヶ月増産されていた。気づいたら何をしていても涙が止まらなくなって、その理由がどれだけ考えても分からなくて、私自身も困っているし実際に生活に支障が出ている。今真っ暗闇に放り出されているのもそのせい。私の涙が止まらなくなったから。
    「空も 海も 君の背中も 抱きしめられたらいいな
    病んでも 詰んでも 賢者でも バグっても
    月面のブランコは揺れる 今も」
    という部分で必ず泣いてしまう。曲調も歌詞も最高すぎて。
    途中でヘイ!とコーラスが入るのも、無駄に明るくて好き。泣いていてもちょっとふふっと笑えるから。
    涙が止まらない理由が全く分からないと言いながらも、本当は少し分かっていて、それは私の最愛の人が今とても苦しんでいるからだ。にも関わらず、私も真っ暗闇にいるから大丈夫だよと助けに行くこともできず、ただ心配することしかできず、胸が苦しいままなのだ。
    だからこそ、君の背中も抱きしめられたらいいなあと心底思うのだ。君はひとりじゃないよ、私もいるよ、と言いたいのに、彼が求めているのは私じゃないのも、私は知っている。
    空や海みたいに大きな存在になって、私じゃなくても抱きしめにいけたらどれだけいいだろう、と思う。
    病んでも賢者でも詰んでもバグっても、どうなっていたっていいんだよと言ってくれる峯田和伸が、今の私に必要なように、あなたに必要な何かが早く訪れて欲しいのです。私じゃなくていいから。
    ほんとうは私がいいんだけどねえ。
    全部分かった上で分からないふりをして、
    セブンティーンアイスうんめーということで。


5曲ずつ書いていくことにしました。
最初にぶっ飛ばしすぎて、1つ目は3時間くらいかけて書いていたのにこれは1時間くらいで書き終わりました。どんどん1曲に対しての言葉が雑になってるんじゃないかと不安です。全部大切なんだけどな、間違いなく。

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