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ロイヤルバレエ「ロミオとジュリエット」大阪公演感想

過去の舞台の話ですが、
2023年6月ロイヤルバレエの「ロミオとジュリエット」の大阪公演を観に行ってきました。
とっても素晴らしい舞台で感動したのでnoteに記録として残しておきたいと思います!


平日だったので行けるか悩んでチケットを購入したのが遅くなってしまい、私は3階席からの観賞です。
でもシェイクスピアの国イギリスのロイヤルバレエの、大好きなロミオとジュリエット!
観ることができて幸せでした♡


大阪公演の主演は金子扶生さんとワディム・ムンタギロフさんのお2人。
しかもティボルトが平野亮一さんで、マキューシオはアクリ瑠嘉さん!
他にも日本人ダンサーが出演されていてもうキャストだけで楽しみでした!

フェスティバルホールはオシャレで好きな劇場の1つなんですが、素敵な劇場でロイヤルバレエのロミジュリが観られるなんて…
幸せすぎて、ドキドキしすぎて、観劇前に食事をしようと思っていましたが喉を通りませんでしたw

この大階段がテンション上がります!

ロミジュリは大好きな作品で、序曲の最初の部分を聴いただけで感情が揺さぶられる気がします。
そして幕が開くとあの大好きな舞台が目の前に!
と、最初から最後まで心の中は大興奮で観ていました。

こういう演劇的なバレエってわざとらしく見えたり、ぎこちなく見えたりしやすいと思うのですが、さすがロイヤルバレエ!
最初から最後まで舞台に没頭して観られました!

扶生さんのジュリエットはしっかり者の良家の令嬢という印象。
まだ少女なので遊ぶことも大好きだけど、大人の前ではちゃんとしている
ジュリエットってもともとそういう女の子ですが、大人の前ではすまして見せているというより、扶生ジュリエットはもともとが優等生タイプの女の子という感じがしました。

対してワディムロミオは夢見るロミオという印象でした。
まだ恋を知らないジュリエットとは違ってロミオは物語の最初からロザラインに想いを寄せているので、登場から恋に恋しているようなぽわぽわ〜とした雰囲気がありました。
そしてジュリエットと出会ってからはジュリエット大好きなんだろうなぁという感じで、ラブラブな2人がとても可愛かったです♡

扶生ジュリエットの方がしっかりしていそうな気がしますが、実際この頃って女の子の方がしっかりしてますよねw
何かもう、扶生ジュリエットは14歳なりに本当に一生懸命に考えてロミオと添い遂げようとしたんだろうなぁ。しっかりして見えても14歳なんだよね。と思いながら観ていました。

私は3階席からオペラグラスで観ていましたが、3幕の1人ベッドに座るシーンでは扶生さんの瞳だけでジュリエットが決意した瞬間が伝わってきました。
この舞台で1番目に焼きついている場面です。

後は出会った場面もバルコニーの場面もラストの場面もどれも素敵で、とても素晴らしい時間でした。


それから亮一ティボルト!
存在感がすごかったです!
刺された時の息づかいが3階席まで聞こえてきて、あの時、私をはじめお客さんみんな亮一ティボルトから目が離せなかったはず。
亮一さん、東京ではロミオだったんですよね?
あのティボルトからは想像できません!
亮一ロミオと茜ジュリエットも観てみたかったです。

瑠嘉マキューシオとジョセフ・シセンズベンヴォーリオは、まさにくだらないことで楽しんでいる10代の男の子達w
すごく楽しそうだからこそ、マキューシオが刺された時の悲しみが大きくなります。

今回もう1人良かったのが
マンドリン・ダンスを踊った五十嵐大地さん!
ジャンプが高く、1つ1つのパが気持ち良く決まって目を奪われましたし、踊りの途中でも拍手が湧き上がってました!
姫路であったガラ公演では「ダイアナとアクティオン」のグラン・パ・ド・ドゥを踊られたそうで、絶対素晴らしかったですよね!
私も観に行きたかったです!


そうそう、
この日オーケストラへの拍手もとても大きかったのですが、この日演奏したのは大阪フィルハーモニー管弦楽団です。
私は音楽は全く知識がないですが、ダンサーにとっても観客にとっても音楽が気持ちを盛り上げてくれる大事な要素ですよね。
大阪フィルさん、名前を覚えておきます!


今回フェスティバルホールの3階席は初めてでしたが、段差がしっかりついているので前の人が気になることなく観られました。
表情を観たい時はオペラグラスが必須ですが、3階席からでも充分に楽しめますし感動しました。

もう最初から最後まで本当に素晴らしくて、今思い返しても幸せな時間でした♡
また次の来日を楽しみにしています☺︎

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