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創作広場をつくろう。イベントレポート2024.3.24

2024年3月24日(日)に開催された
演劇ユニット『赤キノコ山と蒸したお酢』vol.4
オープンコミュニティ交流会「創作広場をつくろう」
イベントレポートになります。


【イベント概要】

日時:2024年3月24日(日)13時 open ~ 22時 close
場所:経堂アトリエ
内容:
カフェ「アトリエLive」
三人展「まわる水に月が映る」コラボワークショップ
ごはん会
料金:
ワンドリンク制 500円
ワークショップ 無料
ごはん会    1,000円
定員:約20名
対象:どなたでも
協力:経堂アトリエ、創作広場「けい」、獣の行進、ImprOtaku
共催:まわる水に月が映る
主催・企画・制作:赤キノコ山と蒸したお酢


【フライヤー】

Instagram用フライヤー1
Instagram用フライヤー2
Instagram用フライヤー3
Instagram用フライヤー4


X、配布用フライヤー表
X、配布用フライヤー裏



【スタッフ】

カフェ「アトリエLive」スタッフ
ゆきひろ、ちなみ、kinon

まわる水に月が映る
際 恵理meowRoy Taro

クラウン
ゆうり

宣伝写真
奥田 隼平スゲノリュウゴ喜嶋 龍司中島 早紀iru.yo、kinon

協力
経堂アトリエ、創作広場「けい」、獣の行進ImprOtaku              

共催
まわる水に月が映る

主催・企画・制作
赤キノコ山と蒸したお酢 

Special Thanks
今までご来場された、
関わってくださった、
支えてくださったすべての皆さま


【ステートメント】

創作広場をつくろう
2022年、経堂で行った地域密着型展示会「人間賛歌」でのテーマは「向き合う」でした。自己紹介をし、互いの距離感をはかり、想いを馳せ、それを伝えるという過程を経ていく。僕自身がこの4つの過程を経て、テキストや展示にしてお客様に体験していただきました。人が人や街に向き合うとき、少しずつ心が開いたり閉じたりする。その瞬間を分かち合う。それが人間を賛歌することにつながると信じて活動しました。そこから2年が経ちました。

今、「社会」は大きく変わってきていると感じます。ふと、心が開いたり閉じたりします。この社会のなかで一個人として何ができるのか、俳優としてつくれるものは何だろうか。僕は、瞬間を分かち合い、向き合い受け入れ支え合い、讃える「拠点」をつくりたいです。大きな社会のなかに小さな拠点をつくる。自分の今いるところの内側と外側に向けて進む、すごろくのスタート地点であり、立ち戻れるゴール地点でもあるような場とコミュニティ。
1人では難しくても、2人いれば生きることを共同できそうです。どこかの場所で、人々がお茶しながらはにかむ、暮らしのなかでつながるドラマがきっとあるはずだと信じます。

話が大きくなりましたが、「創作広場」は色々な人たちが、互いにやりたいことを共同する拠点を目指します。こんな拠点はなくても良いのかもしれません。でもあったら、さまざまな背景をもつ人たちが交流する豊かさが生まれ、まだ知らない景色が見え、夢を共有できると信じています。地域に根ざし、生きることを共同する拠点をつくります。
ここから、その第1歩を踏み出せたら良いなぁと思います。



以下、イベントの様子をまとめていきます。







3月24日(日)曇りのち雨。
経堂は少し暖かな陽気があり、春の訪れを感じるようでした。
そんななか、「創作広場をつくろう」は開場しました。


クラウンのゆうり
クラウンは道化師・コメディアンのようなイメージです。
「ピエロ」はクラウンの一種だそう。


赤鼻をつけて街頭宣伝、お客様案内をしてくれました。


宣伝中。


街中で声をかけてくれる方もいたそうです。


経堂アトリエの1階では三人展「まわる水に月が映る」が開催されており、
2階で「創作広場をつくろう」を行いました。
外階段を上がって2階玄関から入ります。


Let's go!



cafe「アトリエLive」

13時~18時まではcafe「アトリエLive」を開催しました。
受付からリビングに入ると、カフェコーナーと展示コーナーがあります。
お茶をしながらおしゃべりを楽しむ時間でした。


カフェコーナー

コーヒーや紅茶、ソフトドリンク。スタッフのゆきひろ君手づくりのチューイークッキーやブリティッシュスコーンを提供しました。


カフェコーナー
小窓からお飲み物をサーブします。


チューイークッキー
甘くて固め。
食べ応えがありました。


ブリティッシュスコーン
しっとりふんわりとした食感。


ジャムとクリームをつけていただきます。
多くの方に食べていただけました。


コーヒーはbeans complexさんのカフェインレスコーヒーを提供させていただきました!
物販ではスタッフのkinonさんがデザインしたドリップパックとマグカップも並びました。


カフェインレスでスッキリした口当たりのなかにも、
しっかりコーヒーの風味を味わえるようでした。


beans complexさん
埼玉県戸田市にある自家焙煎スペシャルティ珈琲豆販売店。
豆の多様性と複雑性に想いを馳せるお店。



展示コーナー

「創作広場をつくろう」に至るまでの活動をまとめた展示。
今までの制作物や記録写真、これからの活動についてふれました。


2019年~2023年の活動記録と制作物。


2022年2月に経堂アトリエにて行った
コラボパフォーマンス「共鳴するもの」


cafe「アトリエLive」の未来予想図。
イラストはkinonさん。


ステートメント



様子




「まわる水に月が映る」コラボWS

16時~18時のあいだはコラボWSを開催しました。
前半は1階展示スペースにて対話のワーク、
後半は4階屋上にて身体のワークをしました。


1階「まわる水」対話のワーク

展示空間を鑑賞し、
そのなかで感じたオノマトペ(擬音)をペタペタと貼っていきます。



時間が経ったら、それぞれ貼ったオノマトペについて話します。
「どうしてそこに貼ったのか?」
「どうしてそう感じたのか?」
などなど、それぞれの感性や考え方を知る時間になりました。



その後、「星の動く音を描く」というテーマで絵を描きます。



完成したそれぞれの絵がこちら。
星そのものを描いたり、紙を切って表現する方もいました。
それぞれの絵についても対話を行いました。



様子




屋上「月が映る」身体を動かすワーク

僕が以前から開催している「音と身体で遊ぶ会」のように、
”周囲の音を聞いて身体を動かす”ワークをしました。
音楽は展示チームのmeowさんが作・編曲してくださったものを使用しました。写真撮影はRoy Taroさん。


屋上中央にはモニュメント。
雨水がうすく張っています。


導入。
屋上をひとつの「水たまり」や「海」と想像して動きます。


モニュメントを全員で丸く囲います。
水に月が映っていると想像します。


少しずつ身体が音と空間に溶け合うようでした。
参加者の皆さんもさまざまに遊び始めました。



傘や雨ガッパ、バケツ、照明などが、小道具や舞台装置として使われていきました。始まったころはまだ明るかった空も、終わる頃には暗くなり、街の明かりと電車の音を感じながら終了しました。



ごはん会

すべての過程が終了し、
ごはん会兼打ち上げとして希望者全員でご飯を食べました。


ごはんは取り寄せたり買いだしたりしました。


それぞれが普段している仕事や活動の話、趣味についてなど、
さまざまな話が交わされました。
交流の場となっているように感じました。



感想

今回は感想フォームをつくってお答えいただきました。
質問事項は

1.普段どんなことをしているか(職業や活動)
2.どれに参加していたか
3.参加してみて…
4.どうしてそう思うか
5.色んな人たちとつながれたか
6.つながった人たちと”表現”という興味関心でつながれたか
7.あなたが普段していることをちがう分野・業界の方に話せたか
8.あなたが普段していないことをちがう分野・業界の方から聞けたか
9.つながった人たちを応援したい気持ちになったか
10.参加する前と後で、心境・意識・行動の変化はあったか
11.具体的にどんな変化か

の項目です。
お客様とスタッフを含む6名の方にお答えいただき、
5名分の感想を掲載します。

1.普段どんなことをしているか(職業や活動)
シンガーソングライター、アーティスト、カフェ運営、イラストレーター/デザイナー/カフェ店員、発信活動(踊ってみた、YouTube、Instagram)

2.どれに参加していたか
カフェ「アトリエLive」 2人
まわる水に月が映るコラボWS 2人
ごはん会 2人
スタッフとして 2人
(重複あり)

3.参加してみて…
とても楽しかった 5人

4.どうしてそう思うか
絢音さんに会いにカフェにふらっと寄らせて頂こうくらいな感覚でお邪魔したら、まさかの心で感じたことを体で表現するWSが開催されるとのことで、ワクワク参加させていただきました! みなさんとても温かい方達でお話も楽しかったです!

始まるまではどうなることかと予想がつかなかったけど、たくさん人が来てくれたから楽しかった! し、嫌なことがひとつも起きなかった。ユウマさんかな? が言ってたけど「“違う”ことをする人がいない」空間だったので、ま〜るい雰囲気だったなと思います。 ゆっくりコーヒーを淹れておもてなしして、みんなゆるくなごやかに過ごしてて、お家みたいだった〜。

帰り道ほっこりハッピーな気持ちだったので。

普段から作品作りをするので描いたり動いたりするけれど、人と一緒に行うことで子供心を思い出したり、遊ぶ楽しさを感じたりしたから。

普段出逢わないような活動をされている方々との新しい出逢いがあり、視野が広がりました! WSには参加できませんでしたが、ごはん会での意見交換を聞いて、それぞれ感じ方が様々で興味深かったです。

5.色んな人たちとつながれたか
たくさんつながった 3人
少しつながった 2人

6.つながった人たちと”表現”という興味関心でつながれたか
とてもそう思う 1人
そう思う 3人
その他(ちがう関心事や話題でつながれたと思う) 1人

7.あなたが普段していることをちがう分野・業界の方に話せたか
とてもそう思う 2人
そう思う 1人
どちらとも言えない 1人
あまりそう思わない 1人

8.あなたが普段していないことをちがう分野・業界の方から聞けたか
とてもそう思う 2人
そう思う 2人
どちらとも言えない 1人

9.つながった人たちを応援したい気持ちになったか
とてもそう思う 2人
そう思う 2人
その他(仲良くしたいとは思った!) 1人

10.参加する前と後で、心境・意識・行動の変化はあったか
大きな変化があった 1人
変化があった 3人
どちらとも言えない 1人

11.具体的にどんな変化か
意外と心で感じたことを表現するって難しいというか、閉じ込めていることが多いことに気がつきました。 気づかないふりをすることも時には大事ですが、向き合う機会の大切さを改めて感じました。

イベントから時間が経ってちょっと思い出せなくなっている、笑 参加前はかなり緊張&心配してたのを覚えてる。 経験を通して、もちろん変わってなくはないはずだけど、変化というよりはレベルアップのように感じてる。

垣根を越えるとか、垣根はホントにあるのか、といった気持ちになった。 それは他分野の方でも同じ時間、同じ話題で話せたからだと感じる。 みんなで飯食って酒飲めばうまいし、仲良くなれる気がしました。

活動を通して人と繋がったり、人と人が繋がってゆくのを見るのが好きなのだと改めて気づくきっかけになった。

短い時間の参加でしたが、今後もこのような会があればフットワーク軽く参加して行きたいと思いました。人に興味を持って、1つ1つの出逢いを今後も大切にしたいです。



創作広場をつくろう。まとめ

終了からかなりの時間が経ってしまいましたがまとめます!
自分の活動開始から約5年間が経ちました。
自分なりにやりたいことを言語化しながら実践しつつ、
分からないことをお世話になっている方々や友人・知人に聞いたり、
参考書籍や関連すると感じたWSから学び続けた5年間でした。

集大成として大満足な1日を過ごすことができました。
カフェチーム、展示チーム、クラウンと、
合計8名の座組でつくり上げた1日でした。
気にかけてくださった方々やご協力くださった方々を含めると、
もっとたくさんの方が関わっている企画です。
誰一人欠けてもいけなかった、それくらい全員の力を感じました。

何事もなく無事に終了できたのは、
今ままで支えてくださった皆さんのおかげです。
直接伝えましたが、改めてこの場をお借りして感謝の気持ちをお伝えしたいです。本当にありがとうございました。
やりきれました。


イベントレポートではざっくりと表面を記載し、
具体的な制作レポートをこれから書きます。

一昨年に開催した地域密着型展示会「人間賛歌」と同じように、
僕が目指す「地域に開く演劇」の理にかなっているのか、
これから検討していきます。

またお時間いただきますが、もりもり書いていきたいと思います!
第1章が終了し、第2章という感じで、活動は続きます!
今後ともよろしくお願いいたします!



リンク集

カフェ「アトリエLive」スタッフ
ゆきひろ、ちなみ、kinon

まわる水に月が映る
際 恵理meowRoy Taro

クラウン
ゆうり

宣伝写真
奥田 隼平スゲノリュウゴ喜嶋 龍司中島 早紀iru.yo、kinon

協力
経堂アトリエ、創作広場「けい」、獣の行進ImprOtaku              

共催
まわる水に月が映る


beans complexさん



いただいたものはすべて創作活動にあて、全国各地を回って作品をつくったり、地域に向けた演劇活動の資金にします。「たった一人でもいいから、人生を動かす」活動をより大きく、豊かに頑張ります。恩返しはいつになるか分かりませんが、必ず、させてください。よろしくお願いします。