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未来に繋ぐ今の声、想起し追体験する世界に

こんにちは。VoicyでiOSエンジニアをしてる立花(@kzytcbn315)です。

私が思う「声で未来をつくる」について書いていこうと思います。

こちらの内容は音声でも発信してるので聴いてみてもらえたら嬉しいです。

私はもともと音声というものに興味を持っていませんでした。日常にはたくさんの音声が溢れているものの、そもそも音声というものを意識すらしておらず興味を持つ以前の問題でした。

そんな私が音楽の持つ力に興味を持ったところから、音という五感の一つである聴覚に興味を持ち、音声の魅力に気がづきました。

そして音声の魅力に気づいた今、私が思う「声で未来をつくる」とは
未来に繋ぐ今の声、想起し追体験する世界に
という事だと思ってます。

これについて話す前にまず音声の魅力に気づいたきっかけについて話させてください。

今から8年くらい前にジャズバーでバイトをしていました。
1930年代〜1940年代に大流行したスウィングジャズと呼ばれるスタイルのジャズが聴けるバーで、ビッグバンドと呼ばれる形式のバンドの演奏が生で聴ける場所でした。
演奏は1ステージ1時間程度でその日のお客さんの入り方によって2〜3ステージやるような感じでした。

実際のバーの様子

当時20歳だった私は特に音楽には興味はなかったものの、ジャズバーという場所への興味からこのバイトを始めました。

ある時そんなバイト先に80代くらいの男性のお客さんが来店しました。そのお客さんは始めは普通に音楽やお酒や食事を楽しんでいました。

そして1ステージが終わろうとしたある時そのお客さんが突然泣き出したのです。

私は「どうかしましたか?」とお客さんに駆け寄りました。するとそのお客さんは「いやー、青春時代を思い出してね、懐かしくて涙が溢れちゃったんだよ」と私に言いました。

この経験は私にとって晴天の霹靂でした。
音楽というものは時代を超えるんだなと。そのお客さんが青春時代に聴いていた曲が時代を超えてまたその人の元へと届き、その人に当時の映像を浮かび上がらせてしまったのだと。

この時に音楽というものの力、五感で記憶するということが時代を超えた力を持っていると感じました。

そしてそのお客さんに当時の思い出を聴かせてもらいました。
当時の記憶を嬉しそうに語るその声を聴き、私自身もそのお客さんの青春時代に一緒に戻ったような気持ちになりました。
音声というものの力を始めて感じた経験です。

この経験が未来に繋ぐ今の声、想起し追体験する世界にの原体験です。

音声が時代を超えて残る事によって、その音声が誰かに当時の思い、感情を追体験させてくれるのだと。
音声を聴いて感じた感情は、時代を超えてその時の感情を想起させてくれるのだと。
私は20歳の時に出会った名前も知らない80代の男性から教えてもらいました。

私はその経験から声を未来に繋いでいき、色々なものが想起され、色々なものを追体験できる世界を作っていきたいと思っています。

音声の未来について話したい、Voicyについてもっと知りたい、スタートアップで働くことについて興味ある、既にスタートアップで働いてて情報交換したいなどありましたらいつでも歓迎です!
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