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ゴール→即温泉、うどん、生ビール!!青鳩トレイルラン2023

青鳩トレイルラン大会走ってきました。
大磯の海岸(照ヶ崎)をスタートして鷹取山・権現山・弘法山・善波山・高取山などを経由してから大山の頂上まで登って麓近くまで降りるという30kmのレースです。

文字通り海抜0メートルから、山道を辿って大山のてっぺん1250メートルを目指すというもの。累積標高は2000メートルぐらい。
ガーミンの計測だとアップダウンはこんなかんじ。ほぼ山登りですね。6時間40分かかりました。

なんで最低点が−18mになってるんだかは謎、海中じゃねえか

計測は他の大会では見たことのないシステムでした。
このようなチップを手につけて、各チェックポイントにあるちっちゃいセンサーに差し込んで読み取ってもらうのです。

ちょっと調べたらSIカードというものらしいです。オリエンテーリングでよく使われるものみたいですね。

スタートは本当に波打ち際から出発します。砂や小石がシューズに入ってきやがります。

スタート後しばらく海岸を走ります

暑かったらきついな、と心配していましたが、この日は幸い曇って割と涼しくなったので助かりました。途中雨はそれなりにぱらつきましたが、本降りにはならずよかったです。

反面、雨模様だったのでヤマビルが心配になったのですが、今回はやられずに済みました。とはいえ吸われていた人はちょいちょい見ました。


色々とローカル色、手作り感の強いレースで、いきなり度肝を抜かれたのがスタート地点です。
なんとスタートの目印は砂浜に突き刺した棒!

これには私のような初参加者たちには大受けでした。もちろんスタートのゲートのようなものはありません。

これは写真撮るよねー

スタート後、レース前半はそんなに大変なトレイルはないのですが、とにかくルートがわかりにくかったです。

ちょっと時間は巻き戻りますが、レースの2週間くらい前になって、どんなコースなんだかちゃんと調べておかないとな、と思って色々ネット上を探し回りました。

トレイルランは事前準備が大切ですが、今の時代は先人たちが色々な詳細情報をネット上のさまざまなメディアに残してくれているので助かります。
私もどなたかのお役に立てればと思ってこれを書きましたが、読み返してみるとあんまり役に立ちそうにないですね・・・。

で、前回までのこの大会について調べてみると、
「案内が不親切」
「誘導テープが目立たない」
「道迷いしまくり」
「試走は必須」
といった情報がゾロゾロ出てきます。

大会の要項には、
「看板等は最小限に留めますので各自自助努力して地図を・・・」
と書いてあるので、そういう大会なんだと割り切るしかありません。

まずい・・・私、方向音痴なんですよ。

今から試走に行っている時間はないし、そもそも試走に行ったらそこで迷子になりそう。

なので、仕方がない、どんなに遅くなってもいいから一人にならないように、コバンザメ作戦で行こう!と恥ずかしげもなく思ったわけです。

レースに戻りますが、前半はあんまりばらけないので、一人になることはほぼありませんでした。それなりの集団で走っていくのですが、予想通りちょいちょい集団で道をまちがえます。
幸い大きなロスになるような迷いはなく、ほとんどすぐに引き返すことができました。

道なりにそのまま進んじゃうとアウトなところがやたらあるんですよね。これは方向音痴でなくてもきつい。

ガーミンにこのコースのGPXデータをダウンロードしてあったので、途中から、そのナビを見ながら進むことにしました。

・・・これは便利なものですね。最初から使えばよかった。
細かいところは現場を見て判断していかなければなりませんが、少なくともでかい間違いをおかしていないかはわかるので助かります。

後半に入ると大山に向けてのひたすら登りです。分岐にはたいていの場合「蓑毛」か「大山」の方向が書いてある看板があるので、そっちに進めば良いのだなということがわかって、そんなに迷いはしませんでした。
一人の時間もそれなりにありましたが大丈夫でした。

とはいえ、登りはかなりきつかったですね。傾斜は急だし岩場はあるし。登りに入ってからはほとんど走れませんでした。最初からこの部分は走ろうとも思ってませんでしたが。

延々と登山をして、やっとのことで大山山頂に着きました。

達成感

ここからは大好きな下りです。

歩行区間のあとはかなり気持ちよく走って下れましたが、ずっと下っていると集中力が切れてきて危なく感じたので、終盤はちょっとペースダウンしました。

今回一番よかったのはゴール地点です。スタート同様ゴールゲートなどはなく、センサーがあるだけの簡素なものでしたが、「クアハウス山小屋」という温泉がゴールになっているのです。

ゴールすると「入浴券」と「うどん券」がもらえて、そのまま温泉に直行できるのです。
温泉を上がると併設されているお食事処でうどんがもらえて、生ビールも販売されているのです。もう完璧です。

山と長々と格闘した後のこの至福。色々ありましたがもうこの瞬間にこの大会が一気に好きになってしまいました。

クアハウスからは伊勢原の駅までシャトルバスで送ってもらえます。

なお、現在レースから3日たっていますが、まだ自分が何位だったのか、公式タイムがどれだけだったのかわかっていません。完走証は後日郵送なんだそうです。HPに載せてくれるだけでいいですけどねえ。私は。

大山山頂付近は国定公園で走行禁止区間だったので、そこはタイムに含めないそうなのです。なので手許の計測時間はあまり参考になりません。現場は色々と大変そうです。

なんにせよ今回は特にタイムとか順位とかにこだわりは特になく、完走出来ればいいやって思って出走しました。
5月の軽井沢トレイルランニングレースでトレイルの経験値が足りないことを思い知らされたので、とにかく経験が積めそうで、手ごろな距離の、アクセスが良い大会ということで選んだのです。

今回は結構経験値が稼げたと思います。温泉とうどんと生ビールは最高だったし。


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