うたよみんのデータを残しておく。

日下一行、352投稿。
2016.06.18からいったん今日(2023.03.02)まで。
うたよみんのしかないから、ついったにしか投げてないのははいってない。

↑2023.03.02
↓2016.06.18

・ユメでしかふれてこないとしりながら、それでもいいとシーツをたぐる
・また会える きみのしらないうちにまたリサイクルされて戻ってくるよ
・ふよふよとのばす指先ふえ(打ちミスだろうけど雰囲気がいいからこのまま)あえば
液晶は海 ただようくらげ
・チェックメイトだ、また明日。軽やかに笑みを浮かべて飲みほすペリエ
・星たちの誕生、及び、葬列をぼんやり眺める月のうさぎ
・瞬いたまぶたに蓮の花が咲く、ふいに視線がそらせなくなる
・明日へとかかる一本橋を今夜はゆっくりゆっくりと渡る
・今宵、澄んだ空気に響きわたれよ
色とりどりの風船をわる
・電話の向こうで君が塗ってる月光みたいな黄色いマニキュア
・瞬きの一瞬にだけ咲く花をまぶたにそっと秘めて微笑む
・今日だけは魔法がとけない夜にして
夢の続きを、終わらぬ今日を
・掃き溜めに今日の怒りを集めたら火をつけ芋や餅でも焼こう
・心が折れていない時でも君と31(さんじゅういち)のリズムで歩く
・夢の中でなら素直になれるのに、君のスカートを風がめくる
・心では分かっているといいつつもあなたはいつも知らないふりだ
・灯された明かりを分け合えずともあなたと二人で生きてたかった
・ふる里の味がする!と友達はハバネロスナックを流し込んだ
・この世は地獄だ感情のジェットコースターに乗り四季を駆け抜く
・明日には月面探査が終了し君の耳は短くなるね
・細やかな赤い糸青い糸切り離して27に別れを告げる
・いつまでもここでゆられていたいのに海月もやがて家路につくの
・少しずつ私の心に漬け込んで真っ赤に染めた白い野ばら
・ありふれた朝ありふれた食卓にて白ご飯におはようと言う
・たしかに一人の午前三時でそれでもあなたのうたは聞こえる
・屋根のないバス停横の「まちぼうけ」待ちくたびれて更地になった
・天使だと思ったのになコーヒーを淹れる背中に傷跡がある
・手を離さないでいてくれる事がかなしく苦しく痛く嬉しい
・言葉の厚みと反比例したうすい唇が煙草をくわえる
・ゴーヤは秋の季語だと知ったから今年の夏がしずかに振り向く
・ウソツキはハリセンボンのますって誓ったじゃないと指環を外す
・詩だろうか 胸に響く潮騒にまぶたを閉じれば変わりゆく日々
・鮮やかな赤のブルゾン着こなして母は再び娘にかえる
・振り向けばずいぶん遠くへ来たもんだ涙のあともとうに消えた
・午前一時の勝手場で母は弁当用に満月を揚げる
・ささやかに差し伸べられた君の手が心にそっと傘をたむける
・思い出の中で眠るタイムカプセルは二度と掘り起こせやしない
・ここでしか食べられないきゅうりがあるのと縁日で河童が笑う
・この世界にたったひとりの私をたやすく抱(いだ)くあなたを愛す
・これは大変貴重な耳なので雨の音しか聴かせていません
・胸にたまった言の葉に火をつける
ただしく燃えろ燃えろよ燃えろ
・10:00PM(じゅうじ) ネオンに紛れて絡ませる目線と指先、はやる足先
・岸壁の母の背中をそっとなで忘れじの花、風に寄り添う
・とじられた瞳の奥にひらひらと花びらが舞う 花びらが舞う
・めちゃくちゃに本を齧っている君にならって本を読んでみる昼
・未練など何もないから月の腕のばして夜の夢を見させて
・のみ込んだ言葉は頬をすべりおち川を流れて海にあふれる
・積雪のあたたかさ知らぬ君連れて徒歩三分のコンビニへ行く

 僕たちの愛でこの街が燃えても
神様だけは笑って許して
(↓ここ、GTORからイメージしてる)
・ネギを切るテンポのベースから入るあなたの歌が私を包むよ
・(誰にも気付かれないように)超新星は泣いている君に寄り添う
・解(と)けていく雪と一緒に抱いてほしい
解(ほど)けた糸を蝶結びして
(↑ここまで。)
・えす!おー!!えす!えす!おー!!えす!おー!!と合いの手入れながら布団にもぐる
・胸にひとつ残った蛍火の意味を小惑星タコヤキでよむ
・天の川、を見たくてさ
犯人はこぼれた牛乳を手でのばす
・いつか来る終わりに向けて機を織る 声も仕草も忘れるように
・川向う視線はいつも交わらず、やがて姿も見えなくなった。
・過ぎさった季節の話を持ち寄ってそれじゃあまたねと、ぎゅっとして、ぱ
・よくきたね誰も死なない国に行く 感情を手放す 息を吐く
・牛乳をこぼして笑う
天の川の下で眠る君を抱こう
・雨に撃たれた心臓は
部屋に置きざりにして
ガラス片をひろう
・みあげれば天までのびた朝顔のとなりで手を振る君に、手を振る
(↑これは、二年前@2023.03.02)
・その恋がはじまったときの空の色いつかこっそり教えてほしい
・はな降れど夢よさめずにこのままで
月にかくれて私をさらって
・華やぎの中で選んだチョコレート 甘く包んだ愛を君に
・絡まった小指の糸を眺めては思い出せない日々を手繰って
・思い出を集めて流す天の川 のぼる煙にあなたを想う
・明け方の雨音に抱かれて眠る
読書灯のついた隣席
・ほんのりと温み抱いて一月の月にしずかに吐き出す煙
(↓この辺#足立区短歌、のあたり。別なとこ↑にも一個ある)
・日暮里の先に行けずに1回休み人生ゲームも上手くいかない
・見沼代親水公園駅で待つネクタイ緩めた君に手伸ばす
・どーせならアダチ区爆ぜろ!!!とか言っちゃう?私たちならよゆーで出来るよ
・僕達は神に捧げる口づけと滅ぼした街を宣誓代わりに
・ヒール音(おん)重ねて歩く背後には消えゆく街並み素知らぬ二人
(↑この辺まで。)
・ビル風に負けじとゆれる秋桜にくちびるほどけゆく花の君
・午前三時の雨にかき消された
君に言いたい言葉ぜんぶ
・優等生求められると苦しくて
夜空はぐって隠れんぼする
・寂しさを伝えられずにこっそりと笑った絵文字送って誤魔化す
・三日月よフヒヒカナシミ夜の海
泣いた分だけしずんでいくよ
・蝉の声
西陽に背を向け
密やかに
今年もあなたに
会いに来ました
(これはきっと、影向の家。メモ)
・すきだなと思う度またいとしさがこみあげてきてゆるむ口元
・くるくると巻き上げた髪にゆらゆらとかんざし揺れる夏の終わり
・わたぬきの風にゆれる揺籃は令和の児(ちご)らをやさしく抱く
(↑令和になったあたり?4年前@2023.03.02)
・もう会えない、会ったことはないけれど。もう会えない、会えないんだな
・かなしみを悲しみとして抱きしめてやっと少し涙が出てきた
(↑多分この辺きっとそうだと思う↓)
・楽しいなって思ったことを伝えようと思ったのにそうほらまた
・オレンジを頬張る伝う雫等を拭って前を向け笑え
・目の前で林檎が落ちた
まっすぐにのばした手は空っぽ、うつむく
・雪のない二月は不気味とつぶやいたあなたは冬に攫われて
・軽やかな風が耳をくすぐってもう冬なのにと髪結う指先
・風吹けば垂れた頭がゆらゆらと寄せては返す黄金の海
・平成に生まれた僕らは粛々と今日を歩く永訣の夏(ここは5年前くらい)
・薄っすらと開いたまぶたにくちづけを、もう頑張らなくて良いよ「おやすみ」
・ときめきを胸に抱いて駆け抜けるもうやって来ない夏を思って
・新生活まるで墓場のようだなと笑う私に泣いた恋人
(# 結婚は人生の墓場とも言いますし
# 穏やかな生活を手に入れました
2018.8.11 Sat.)
・やいやいと集まってくる人々に
閻魔も笑う梅雨の月夜
・梅雨連れて地獄の扉が開かれる 飲めや騒げやゆめのよなひび
・必要の無くなった者を置き去りに淡々と行く淡々と生く
・思い出は夢のように解けていく 家族という名の真っ赤な他人
・思い出を拾い集めて逢いにゆく
やあやあ元気か?昔の僕よ
・今日もまだ生きてることに百点を
死亡フラグへし折って這いずる
(# 今ちょっとお休み中
# 人生の春休みが夏休みになりそう
2018.05.28)
・後悔なんてしないさと言いながらのぼる朝日を見つめる横顔
(# 17
2018.05.07)
・しなやかな指先ひらりと舞い降りて僕らは夜の帳を下ろす
・唾が飛び金切り声を轟かせ君はにたりとマイクを投げた
・叫んでよ 制服脱ぎ捨て君は今高く遠く空の彼方へ
・ベランダで手当たり次第ほし掴み
むさぼりながら失恋癒す
・カコカコと、打ってパタンと閉じた後
受信中の文字きらきら光る
・お慕い申しております何時までも 僕が私になってもずっと
・カフェラテを口にふくんで目を閉じて好きな人だけ浮かべて沈むの
・本当に気付けないのは幸せと頬をなでてふれる唇
・密やかに触れる手のひら優しくてほのかに浮かべた笑みを攫って
・振り返る後ろ姿を焼き付ける / もう二度と会えなくなってしまった
・旅立ちの時でも涙は出てこない 楽しくなかったわけじゃないけど
・神様の言うとおりだね私たち今日も貴女を愛し続ける
・叶わない恋の相手がくれたもの抱き溢しながら歩く砂浜
・手のひらを光にかざして君は今最期の時を見定めている
・適当に思いを言葉に言い換えて組み合わせぽつり悲しみを吐く
(# 短歌いつもこうやってつくる。
2018.03.10)
・眠るまで右手を貸してとねだっては其れだけで泣く寝顔を見つめて
・恋心思い出しては苦しくて生きたいしねない欲しい要らない
・泣き場所を求めて彷徨う春の海 夜の静寂に波音沁みて
・あたたかな春の日差しに抱かれて若人たちは羽を広げる
・僕たちは地縛霊さいつまでも卒業出来ずに見送るばかり
・ひらひらと手を振る君にひらひらと桜舞い散る旅立ちの日
・また明日 いつになるかはわからない どうかそれまで笑顔で元気で
・手のひらにそっと乗りたる神様をやさしく抱いて初めの一歩
(# 謹賀新年
# おはよう2018
2018.01.01)
・真夜中にそっと綴ったラヴレター 私もこんなに大人になった
・消えたいとふらり出かける夜だって誰かが待ってる画面の向こう
・寒いねと言って撫でたるミルクティー君は笑って僕を見つめる
・ことりことり電車に揺られて遠くまで雪の降る前そのまた前まで
・さっきまで貴方と巻いてたマフラーをぐるぐる巻きつけ深呼吸する
・あの人の遠い瞳を思い出し小さくよし、と覚悟を決めて
・恋人はサンタクロースじゃなかったの お陰で一緒にケーキを囲める
・子供らに夢を運んで夜の空 ローストウルフ焼いて待ってる
・キラキラと光る街並み眩しくてもう会えないこと思い出し泣く
・TLに放出された泣き言は青い鳥が何処かへ運ぶ
・赤眼鏡掛けてひゅんひゅん秋の空 太陽求めてとんぼ舞う空
・また明日そう言ってひらり千万年巡り巡って会いましょう
・知らぬ間に君は生まれ変わりけり秋の音色豊かに響く
・理由など無くていいから図書館でしばらくのんびりしていればいい
(2017.09.03)
・夏休み終了宣言高らかにあの子もしずかに眠りについた
(2017.09.03)
・いつまでも生きていられるわけじゃない今日も聞こえる蝉の鳴く声
(2017.09.03)
・振り向けば白い帽子はさらわれてさよならさよなら一夏の恋
・少しずついなくなってく人びとを浜辺を見つめる九月のクラゲ
・いいね!ってボタンを押した いいね!とは思ってなくてもとりあえず押す
・ランドセル再び背負って歩き出す先人たちの背中を見つめて
・瞬きをしている間にいなくなる 夏みたいな君のぬくもり
・海水で洗濯したいあの人を 塩と水でまっさらになれ
・夕焼けの浜辺で回す洗濯機 ザブン、ザブンと音を重ねて
・約束を果たそう今こそ天の川 あの日の君に逢いに行くから
・真夜中に鍵盤見つめて幼子は母を想ってミの音鳴らす
・軽やかな 持ち帰りですね? の一言に思わず顔をあげてうなずく
・真昼の月に君想う しにたいと叫んだ八月の教室
・僕たちは思い思いのハネ広げ飛びおりて行く生者の世界
・寂しいと言えない公衆電話から宇宙に向かってコール三回
・真夜中に思わせ振りなこと言ってさみしさ誤魔化す君を愛する
・ひかりふるゆびさきのしたにこうべたれあなたのなみだをみてみぬふりす
・死ぬときはみんな一斉なのかしら、香典返し抱き締めて妻
・神様の住まいを訪ねてぽつぽつと亡き貴方のこと尋ねてみたり、
・満月の夜に揺れる水平線 月の川を渡ってく君
・もうこれで何回目だろうか何千と何万と君飛び降るる夢路
・あの人の指先の色の紅をひく 鏡に映った哀れなやもめ
・花嵐 僕らの関係断ち切ってまた最初から始められたら
(2017.04.19)
・さくらいろ 頬にくちびる、指先に纏いし君が僕を惑わす
・さくら待ち揺れる提灯、ぼんぼりの小さな明かりの下で君待つ
・みじめだと、笑って吐いたため息をそっと包んで君を守るよ
・風立ちぬ 学舎を背にいざ行かん おのが描きし夢路へと
・SNS そこで出会った人たちもずっと大切 (さよならさよなら)
・今時のお洒落がしっくり来ないので、着物を着てるの。ほんとそれだけ。
・手のひらを寄せて合わせて目を閉じる君を愛しく想い始める
・もう二度と戻れないよと叫んでる あの日の君にひらり、手を振る
・苛立ちを込めて編む日もよくあると淡々と編む 夜明けを待ちわび
・年齢を重ねてみないと見えてこない 隠し扉を今こそ開けて
・さめざめと泣いたところに花が咲く 涙の数だけつよくはならねど
・墓にあるノートひっそり書いてくる 私と祖母との秘密の日記
・知らぬ間にあんなとこまで行っていた 私も大人になってしまった
(# 武道館おめでとう
# 10周年おめでとう
# 10年前の私、お元気ですか
2017.02.09)
夫婦/めおとには女男/めおとでないとなれぬという。ならば僕らはつがいとなろう
・かわいそう。そんな言葉は要らないの だったらあなたが終わりを頂戴
・見えないよ 海の向こうで今もほら誰か倒れたなんて知らない
・マイカーもいつの間にやら3年目今年は一緒にどこに行こうか
(# アカネチャン)
・旅立った祖父の遺品を整理しておくれなかった煙草をくわえる
・夢でしか会えない人に会いに行く 夢枕なんて待ってらんない
・故郷が流れ出したら帰る頃、冬も静かに春へと帰る
・大聖堂鳴り響く鐘かの人も共に天へと召されていった
・独りだと知っているからこわくない君も独りだ一緒にいよう
・夢でしか会えないことと知りながら足先なぞって踊ってみせて
・教室A 君の横顔見つめては7/セブンと呼ばれるときを待ってる
・ズボン穿きネクタイ締めてた彼女にも涙を許す放課後の教室
・消しゴムをわざと落としてくる君に、またかと笑って拾ってみたり
・年の数食べるようにと落花生 渡すついでとぶつけ合いつつ
・かなしみを集めてながるる天の川 もう会えぬまま二十数年
・心臓の消費期限はあの人の愛でちょっぴり引き延ばせます
・投げ売りのシュークリームの季節です。 鬼さんこちら一緒にいかが?
・おはようの雨音ぱたぱた軽やかに今日も元気にカァ、とひと声
・桜雨 遮断機の向こう 薄霞 近づく傘はきっと君だろ
・物言わず背中で語る彼の目が時折やらかく私を見つめて
・唇をなぞったくらいで赤くなるお前なんかな嫁にしてやる
・大量に買い込んできた芋けんぴ ちゃんばらしようよお夕飯まで
・葉牡丹と芽キャベツ並べて君は今何を作るつもりなんだか。
・幸せを飴の包みにくるんで集めて星に育てる土曜
・先生と一緒に過ごした昼休み
理科室で眠る 中庭の木漏れ日
・ぼくときみ てをとりあっていつまでも はるをおもってねむっていよう
・いつだって頭の中は花畑よく食べよく生きよく死んでいく
・つららららぱっきんぽっきんきらきらと光輝く僕らの聖剣
・感情を出してください 僕にだけ 生きてる君と話がしたい
・真珠玉きらりと光って見えたのだ すやすや眠る君の下腹部
・束の間の幸せしっかと握りしめまた産まれてきたこの世界へと
・フライングライス いためし 焼き飯は? 美味しそうな名前がいいよね
・とこしえの光のうみにふりしきる ゆきは積もらず波にのまれて
・いつもより少し早く目が覚める 今日から私はサトウになるのだ
・うつくしいものをかかえてうまれてはそれをわすれてしにゆくきみよ
・キャラメルの包み紙で鶴を折る 祖母の小さな手が震えてる
・手を繋ごう ここから先は二人でもきっと苦しい道のりだから
・遠い日の茜空と影法師 あの背中しか思い出せない
・待ちぼうけ君が空からやって来て遅くなったと笑うときまで
・昨日まで確かにいたのよサーカスが「拐ってくれよ」とピエロに云ったの、
・食堂のカツ丼になりたいのです
三ツ星美少女ではないから
・ひと夏の冒険心はいつまでも少年のまま遠いあの空
・微笑みを浮かべるくちびるバニラ味それから恋のはじまりはじまり
(2017.01.05)
・これからは食べるときっと思い出す お年玉の父のドーナツ
・忘れ物取りにいけずに君は今それでも前見て歩いていくのだ
(# 二〇一六年ばいばい
2017.01.01)
・またきっと春が来るって知ってるよ
新しい日々 さよならの向こう
・大晦日今年も色々あったけど全部蹴飛ばしそして元日
・冗談が8割9割男らはみんな死んでく何も言わずに
・明日から幸せな日々が始まると信じていたい例え嘘でも
・寒空の冷たい雨にさらされた蝉が今年も雪に埋もれて
・愛だとか平和だとかいうその前に今生きている貴方に会いたい
・ひとりだと嬉しくなるね泣き顔も泣き顔も全部見つからないね
・年の瀬の空気が好きだ一人ずついなくなってく暗い街並み
・君じゃなきゃだめだと言っている人に証拠を見せろと隣人押し付け
・ひとりきり淡々と生きる今日もまたあなたを待ちわび淡々と生きる
・あの人におーいと叫ぶ年末の荒海は全て飲み込んでいく
・一年がまた過ぎていくあの人は遠のいていくまた一年
・他愛ない妄想つらつら編みながら結婚出来るか子供は産めるか
・物憂げな少年一人座り居りマフラーうずもる吐けない言葉
(# しらせ)
・クリスマス祝い歩いたその足で除夜の鐘突く僕の憧れ
・本当にひとりぼっちのクリスマス あのこといっしょにサンタを待って
・言葉などなくてもいいのあなたとは一緒にいられるだけでしあわせ
・雪を待つ君の頬を濡らす雨 心凍らぬ雨でよかった
・和布団の中で丸まる君のこと布団ごと全部愛している冬
・去り際のくちづけ嫌に冷たくて(私も一緒に……)そっと堪える
・曇天の日本海の波に触れ僕ら白い雪になってく
・明日から会えなくなるね君はもう明日が来なくなる人だから
・遠くまで行ってみようというきみに先に行ってと別れを告げて
・光刺す。次の日々がやって来て、砕け散ってく足跡すべて
・目に見えるものが全てとは限らない あなたはそう言う、私もそうです
・生物の教科書めくる横顔を眺めていたこと忘れられずに
・荒海の向こうで光る電気街 怪物起こす僕らの町が
・かごいっぱい乾燥ナッツとフルーツと豆乳抱えて冬の眠り
・風を待つさらさら流るる黒い髪赤いマフラー屋上に独り
・ひかりふる夜空の星のただひとつ君が見ているそんな気がした
・寝ることが一番幸せそう思う夢の中だけ私は自由
・いつのひかしねるはずだときあいいれせんちにおもむくわかものよ
・寒太郎やって来たから僕たちは互いにひとつ年を重ねる
・明日には君はいないと知りながら何も言わずに笑う朝です
・君が居ぬ街で今年も十二月 帰って来ない君を思うよ
・満月をむしゃりむしゃりと食べてから、もっと!もっと!と泣きじゃくる雨
・目が覚めて隣にいるのはぬいぐるみ それで良かったつもりだったの
・朝焼けの空を鳥が飛んでいき、朝だ朝だと元気に笑う
・ときめきを忘れぬように毎晩と毎朝君を抱きしめている
・指先でなぞることを躊躇する。好き、だけ君に届かぬように
・僕たちにさよなら教えた先生は何も言わずに死んでしまった
(2016.10.19 Wed.)
・見ぬふりが上手くなる度、年を取る
立ち止まること出来ずに今日も
・隠れんぼ
ずっと隠れているけれど、誰も来ないと分かっているけど
・明日には別の誰かがそこに居る
だからといって死ぬ気は無いのだ。
・階下から笑い声だけ登ってく天まで届け今日も変わらず
・受話器からのびるコードに指絡め夜は明けゆく咲くは恋花
・あくまでも他人と思って線を引く、頭と身体は別々なんだし
・これからを見せたい人に見せられず中身はずっと変わらないまま
・死んだように眠る君の顔をただじっと眺めている幸せよ
・波打ち際で叫び泣きながら夜盲の僕たち愛を投げ棄てる
・真夜中にひっそりと紅をひく貴男の背中を抱きしめる、ただそれだけ
(↑これ57577になってないな、メモだったんかな)
・すきなもの諳んじている君の横
突然名前を呼ばれ目が合う
・家という小さな社会の中でならありとあらゆる悪事が出来た
・おでこのちゅーをねだるために、前髪を切っている夜ふけ
・ねえ君はホントの君を知らないね
ホントの君が見えてないんだね
・雪道をひとりかけてくるきみへ
もう忘れてくれていいからね
・雨降りの日は家の中も飴降りにいちごみるくを好む集める
・しあわせな気分になれる香りです
五千八百五〇円也
・ねえ君はいつ産まれたの?棄てられて、もいちど生まれたって聞いてます
・秋刀魚フライが食卓にのぼるとき、秋の訪れを感じるとき
・たくさんの思いが集まる図書室でたくさんの思い出が詰まった私が死を待つ
・連れてってってキーを渡せば ちょっと待っててって君は言ってさ
・みずいろは決してわるくないけれど僕が大嫌いな色だよ
・学校の鐘の後に包み込むやさしい夕焼け小焼けの音色
・いくつになっても先生がすきです私をつくってくれた
・おひとりさま映画鑑賞、夜の街
赤い車が泣きながら行く
・電話鳴り背筋をぴんと伸し、取る 掴んだペンで一言ヤッタネ
・偶然を装い君に会う朝もきっと明日が最後になります
・ドーナツの穴から見えた光景がやるせなくって三口で食べる
・くちびるのくっつくボタン押しただけ
僕らはただの巨大ロボット
・明日では明日の私が生きている
今日の私が今日を生きねば
・好きという気持ちが背中を押したのに悩み尽きない好き、だからこそ
・暗闇に響く鐘の音 朗々と
学童の声忘れぬように
・隣にはイヤホンジャックで揺れているポップコーンみたく笑うひと
・舌先でぺろりと唇なめるとき少女が女に見えた。うつむく。
・くちびるを薄く開いたその先でたっぷりと待つ赤い本能
・もこもこに悩み尽きない昼下がり
君は毛糸に巻かれてもこもこ
・行く先を明るく照らすアイドルは 二次元、三次元きらきらと
・私と話すのがすきです。私には、いつだって味方の私がいる
・ボーイッシュ、女々しいという言葉には悪意は無いと分かっているけど
・君がすき。例え人では無くなっても、虫でも雪でも君がすき。
・人の(やさしいお)金で肉を食った。知らぬ間に大人になったきみ
・この人に女を見せてどうするか
人間、でしか無いもの同士
・さよならはどんなときでもはじまりの合図なんだと君が笑った
・家族という枠組みがなくなっても多分僕らは会えると思う
・母であることに疲れたと言うあなた ずっとやれなど言ってはいない
(2016.08.24)
・一人でも生きて行けると言う子の背 あっそと押した崖の上
・さよならを言いそびれたから吸いだした。墓前の煙は目に染みて
・夕暮れの赤い炎が瞳にともる
日ノ出まではお話出来るネ
(# うちのこかわいいよそのこかわいい
2016.08.24)
・水を得た魚のようだと言われると故郷の海 恋しくなるね
・扇風機回り続けてひらひらと21gを空に放す
・男性に彼女はいる?って聞く君の 彼女はって限定が嫌い
・十二年。
時の流れにぱちゃぱちゃと、人魚みたいに浮いているだけ
(# 小学以来にプールに入りました
2016.08.23)
・ため息を両手でぱちんと捕まえて階段かける幼児の愛らし
・決して折れない志 努力家の君は今日も諦めが悪い
・この道の途中できっとオオカミが申し訳無さげに待っている
・また明日(朝を迎えられますように、そして君に会えますように)
・昨日まで友達だったきみは今日この時を以て敵となった
・少年の一つの嘘と渇望が今日の私の命となって
(# 祖父へ
2016.08.15)
・祖父が生きていたらこんな感じだといい。
オーストラリアハウスにて
・もうすぐで終わってしまう夏休み
旅も終わり。(最後の教室)
・檸檬で除霊は出来ません
でも眠気覚ましには大変おすすめです
・また来年来るって何度も言うけれど祖母はにっこり涙を流す
(2016.08.13)
・友達はみんな遊んでくれなくて
一人浜辺でふてくされている
・ものさしをなくしてしまった僕たちはいいね!の数でしあわせをはかる
・一人きり芸術巡りの山歩き
一期一会の出逢い求めて
(2016.08.12)
・太陽に向かって背筋しゃんとする ひまわり畑のきみのまなざし
・一人でも生きて行けるというきみの肩を抱いて歩く砂浜
・灼熱の大地を二人で駆け回り
きみと食べたいオムライス
・にくしみから生まれた恋のほうがよく育つみたいだ「今に見てろし」
・淡い赤
ぽつりぽつりと連なって
また会いたかった
漆黒の空
・午前四時、朝焼けにツキ
真人間皮を脱ぎ棄て獣に還る
・その涙きみは知らないままでいい午前四時の横顔見つめ
・サヨウナラ呆気なく君が終わらせた僕たちの青春をごっそり
・一人で生きて行くという君を僕は遠くからそっと見つめている
・誰にでもはなしたくないことはある。そう言って笑う父の声
・話して、と口にするのもこわかった。
祖父が歩んだ青春の日々
・しぬまでにいくつ名前をもらうのか
氏名 役名 あだ名 戒名
・おとこにもおんなにもならず生きていく
やさしいケモノになれるまで
・とりあえず、言いたいことは言ってほしい
そう言いたくて言えなくて
・「これ見て!」とおはよう代わりのツーショット
「旦那さんだと!」楽しげな母
・ぴったりと重なるふたり歌い出す
おなかが、すいたー!!
太陽の下
・苺色の月に食べられてしまいたい
月の世界に還りたい
・もしも話
あと何人しんだら僕らはフツーの家族になれる?
・若者はいつの時代も夢をみる
振り向きもせず、ただ、ただ、前へ
・ダイエット、メイク、ファッション、長電話
スイパラ、プリクラ、彼氏、友達
(# JK
2016.06.20)
・サヨナラを言葉にするのはむつかしい
だから小さくてを振ってみる
・くちびるを奪っておいて、
「そんなキはなかった」
なんて、言わないでくれ
・女の子扱いほど困るものはない
いいにおいなんてしないのに
・悩みがあるといつもそこに行く
閻魔堂、祖母のお墓、海
・白シャツの若人かけてく七時半
青春は青と白が似合う
・銀幕のヒロイン気取りで柴又をゆく
ねえまだ帰ってこないの?
・見えてない?
まるで透明人間だ
生きているけど死んでるみたい
(2016.06.18
このうたが一番過去だった、うたよみんでは。)

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