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Androidアプリの内部テスト版をGoogle Play Storeにリリースして分かった審査関連のこと

これまで何度もGoogle Play StoreにAndroidアプリをリリースしていますが、今回初めて「製品版」にリリースする前に「内部テスト」としてリリースをしてみました。この過程で分かった知見を記録しておきます。(ちなみに、アップデートではなく、新規アプリのリリースです)

まず、内部テスト版のリリースでも普通に製品版とほぼ同等の審査が行われるっぽいことが分かりました。(中の人じゃないので実際のところは分かりませんが、かかった期間や製品版リリース時の審査スピードから、おそらく同様の審査が行われていると推測しています。)

ちなみに、いつもは行っていない内部テスト版を今回何故わざわざリリースしたかというと、理由は次の2つです。

・apkではなくApp Bundle でのリリースをするために、Play App Signingを有効にした。そのため、Play Storeを通さないと、本番でリリースされるアプリと全く同じ署名をされたアプリでのテストができなかった。

・今回リリースしたAndroidアプリではAndroidアプリリンク(Android App Links)を利用しているため、アプリ署名鍵のSHA-256 証明書のフィンガープリントをサーバーにアップしたが、本番アプリがそれを正しく認識し問題なくアプリリンクが作動するかの確認をしたかった。

以下、内部テスト版を提出してから審査が終わるまで、また、審査が終わってから製品版をリリースするまでに、審査の時間がどれほどだったかを記録として書いておきます。

ちなみに、リモートワーク等の影響か、年末という特殊な時期の影響かは分かりませんが「審査に通常よりも長く時間がかかっております」という注意書き通り、審査完了まで今回過去最長の時間待たされました。(Androidアプリの審査は昔はほぼないようなものだったのですが、近年Apple同様普通に審査されるようになっています。)

・2020年12月19日(土)午前3時頃 内部テスト版に公開
  → ステータスが審査中となる

・2020年12月23日(水)午後5時頃 審査終了

・その後簡単にテストを実施して問題なかったので、内部テスト版をそのまま製品版へプロモートし公開 → ステータスが審査中となる

・またここから長い審査期間が始まってしまうのか、、と心配したが、ほどなくしてステータスが審査中から有効に変更され、Play Storeでダウンロードできる状態になりました。(このことから内部テスト版も製品版も審査は同等であると判断しました。既に一度審査が完了しているので、製品版は即リリースされたという理解です。)

内部テスト後にApp Bundle自体に変更を加えた場合、審査時間がどれほどになるかは今回は検証できていませんが、内部テスト版をそのまま製品版にリリースできる可能性が高い場合、内部テスト版を経由しても、審査待ちで無駄が発生するということはなさそうです。

なお、今回リリースしたアプリはこちらです。(Android版だけでなくiOS版もリリースしています。)

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