目的と手段

運動家_ヤスタの運動簿vol.10~


目的とは…実現しようとして目指す事柄
手段とは…目的を実現するための具体的な方法

コトバンク調べ






目的と手段の履き違え 

 願い事などの類を掲げるときに、「健康に~♪」や「長生き!」などが散見されます。それらを目にする度に、「健康になって、そのあとなにをするの?長生きしてなにをやりたいの?」と穿った見方をしてしまいます。

 よく「目的と手段の履き違え」や「手段が目的化している」などと謂われます。

 手段が目的に入れ替わったりする理由は、「あるレベルでは目的であったものが、違うレベルでは手段になりえる」といった、目線を置くレベルによって「相対的に」決まる(変わる)からだそうです。

引用の記事はこちら↓
目的と手段がときに入れ替わるのはなぜか?…
 


これまでの人生を振り返ってみると…

競輪選手時代の目的と手段


目的:レースで勝つ=級班up=高収入
手段:競輪選手になる(競輪学校合格)こと

 競輪選手になる(競輪学校合格)ことに莫大な労力を使い、プロとなって満足している、若しくは最初から欲が欠如している

目的:競輪選手になる(競輪学校合格)こと
手段:合格タイムを出すためのトレーニングに励む
レベルが下がっている↑

 目線を置くレベルにより、目的と手段が入れ替わっている典型的な例となります。


資格についても同様のことが伺えます。 

資格取得(手段)をして何(目的)をしたいのか?



「この資格を保有していると就職に有利になる。若しくは手当てが着く」

 多くが上記のような理由で資格取得を目指されるのではないかと思われます。このような動機で取得した場合、私の競輪選手生活同様それ以降の目線レベルの向上にならず、受け手の損失となります。

受け手=クライアント、患者、選手など

資格取得(手段)をして何(目的)をしたいのか?

目的:対象(受け手)の利益
手段:資格取得→自己研鑽(限りのないアップデート)
本来の双方がハッピーな形↑

 資格を保有していないと、その業務に従事できない(医療・司法などといった国家資格)といいう現実もありますが…。

※思うところがあり、現在私は無資格であります。


目的とは…実現しようとして目指す事柄
目標とは…そこに行き着くように、またそこから外れないように目印となるもの
手段とは…目的を実現するための具体的な方法

コトバンク調べ


 無資格の私ですが、上記に照らし合わせてやれることを…

目的:身近な人々を元氣(健康)にする
目標:有益な情報提供と根氣強い啓蒙
手段:(からだ)の仕組みの探究をして、し尽す


目的
が明確であると、それに繋がる目標ができ、創造的な手段が湧いてくる



個人的な目的と手段


 以上を踏まえて、個人的な私の目的とその手段を端的に表すと…

目的:大好きな彼女(妻)と、今際の際まで一緒に旅(自らの足で歩いて)をする

目標:120歳まで生きる

手段:日々の身体活動適切な栄養摂取に勤しむ


 結果がすぐに反映されないため、みんな取り組みたがらない、取り組まない。答え合わせは30~40年後にやってくるため、氣長にやっていきます。

私たちは現在の報酬(いまここでクッキーをもう一枚)をつねに遠い未来の報酬(年をとったときに健康でいられる)と比較して、報酬の価値を遅延の長さに応じて割り引いている

「人体600万年史〔下〕」ダニエル・E・リーバーマン p294









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