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ロッテ育成の”新星”和田康士朗のロマン

2月からキャンプに入って早いもので2週間が経とうとしている。
2週間という時の流れが、早いのか短いのか?
その人それぞれの感覚だろう。
だが、この選手自身はどう感じただろう?

千葉ロッテマリーンズ・育成選手 背番号122の和田康士朗は。

そもそも和田康士朗ってどんな選手?

ここでまず和田康士朗という選手についての経歴を。
小川高-BC・富山-千葉ロッテ(育成ドラフト1 '18~)
まぁ、「正直だれ?」っていう声しか聞こえてこなさそうだが、これを機に彼の名前を覚えていってもらって損はない。

登録名/本名 和田 康士朗
ふりがな:わだ こうしろう
生年月日:1999年1月14日
年齢:21歳
身長:185cm 体重:77kg
出身地:埼玉県
投打:左投げ/左打ち
(千葉ロッテマリーンズ公式選手名鑑より)

「元」走幅跳の選手から野球選手へ

実はこの和田康士朗、野球から距離をおいていた時期がある。
埼玉県立小川高等学校では陸上部に入部し、一度は「走幅跳の選手」として高校生活を送る。高校陸上部時代の走幅跳の自己ベストは6m45cm。

だが、高校野球に打ち込む友人たちの姿をみて一念発起し、硬式クラブチームの都幾川倶楽部硬式野球団に加入。

そこから大学進学予定していたが、腕試しで受験した独立リーグのトライアウトで合格。富山GRNサンダーバーズへ入団し、レギュラーとして活躍。

そして千葉ロッテマリーンズへ2017年育成ドラフト1位で入団に繋がる。

<2020年2月練習試合 VS中日>
中日ドラゴンズ戦ではライト線に痛烈なツーベースヒット、そしてバッテリー間でボールがこぼれるや否や三塁を陥れる積極的な走塁

いやー、かなり成長してる。
猫背も治ってる(直したのは福浦先輩)

「長く助走をとったほうがより遠くに飛べる」(by Mr.children「星になれたら」より)とは聞いていたものの、ここまで飛躍的な活躍に繋がる自分が想像できていただろうか?

井口監督も「足でも打撃でもアピールしている。彼も支配下(選手)に、という思いでやってくれている」と、しっかりと和田の名をインプットしている。
(引用:ロッテ育成和田が連日猛アピール 監督もインプット

ただでさえ、福田秀平がFAで加わり、マーティン残留荻野貴司がキャリアハイ・・・などなどタレントを多く抱えている外野陣において井口監督には嬉しい悩みがまた一つ増えること。

育成選手として節目の3年目を迎える和田康士朗。

50メートル5秒8の俊足、遠投107メートルの強肩とフルスイングが持ち味。
通称「和ギータ」。NPBの怪物・柳田になぞらえてつけられたニックネームのように圧倒的なスケールの大打者に変貌し、ここから史上最大の下克上選手として出世していくのか。

楽しみな存在だ。
ロマンあるわ。

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