かなちゃんの再評価に関する考察のつもりが私小説になった

最初に言っておこう。これはかなちゃんを
褒め称える難解な文章。きっとある種の拡大解釈を含めて彼女を評論する文章だ。
原因は僕にあるんじゃない。
僕はある少女が女性となっていく姿に一つの感動を禁じ得なくなっているのだろう。いやそういう次元の話であろうか。
急成長の動機づけが他人から見るに彼女の人間性からくるものに見えるのがまた憎いのである。
当然、人並みの承認の欲求たるものも動機づけのひとつではあると思うが、そも彼女自体の根本的な心持ちというか、サーヴィスの精神が開花したと感ぜられるというのが今回筆を取ろうとしたきっかけなのである。

僕の彼女に対する評価は常に一貫している。かわいくて芯がしっかりした女の子である。
全体的にバランスのとれた顔立ちで、大きくて丸い目が特徴の誰もがかわいいと感じる女の子、それが僕の第一印象である。
そのかわいいというのが常人ならぬかわいさで学園のマドンナという枠にピタリとはまる。
それどころか80年代であれば近隣の学園にフアンクラブが出来上がっていただろうと思われるほどのルックスであった。
かえってSNS時代が邪魔をしているような出来栄えと控えめながらも主張する気質が古風なアイドルじみた空気を醸成し、えもいえぬ彼女の魅力として現れていた。
殊更ルックスという観点で評ずれば、僕の判官贔屓もあるが完璧であった。それは今でも思っている。
ウラジミール・ナボコフも仰天の所謂ロリータコンプレックスを大変刺激する破壊的な様である。

さてここまでは僕のかなちゃんに対する見た目への評価を論じてきたわけだが。
僕は見た目だけで魅了できるほど甘い人間ではない。逆に言えば中身がなければ先ほどのすべてのべた褒めの評論も無に価するほど要求水準が高い。
彼女の中身における最大の魅力は義理堅さであったと思う。
端正なルックスとは裏腹に人情派で仲間想いな彼女の性格にギャップを感じ、その人間性の奥深さに魅了されていた。
利他的な考え方を持つ典型的な良いやつ。若干18歳にして人を統べる器を持つステキな女の子だなといつも感心していた。

しかしながら大変申し訳ない話だが、僕が女性に対して最も重視する観点は会話力である。はっきり言って普通の男性陣はそこまで気になる様なことではない。
その当時のかなちゃんには他の圧倒的な魅力からするにあまりに凡庸な会話力が欠点のように映ってしまっていた。
皮肉な話である。きっと魅力がない人間であれば、何も着目される様なことはないのだが、あまりにも魅力的な人間であったが故に翻って欠点に映っていたのだ。
今、考えても普通に生きていく分には特に困らない会話力だったと思う。
だからこそかなちゃんに対しての想いは「えげつない可愛さだなあ。本当に話してて癒されるなあ。何よりこれで高飛車でなく、仲間想いなのが作ってる感じがなくてより癒される。」
この鉤括弧内に記載された内容がかなちゃんへの評価で。会話力を重視する僕にとってはかなちゃんを最強のアシストキャラとタカをくくっていたのである。

だがここ数ヶ月彼女は本当の実力を僕に見せつけてきているのだ。
本当に見立てが甘かった。ここまで化けるとは。
今までの圧倒的なルックス、人を統べるカリスマ性はさることながらそこにあろうことか
つひに、パンドラの箱、会話力を身につけてきているのである。
リアクション、会話の展開を考える力、ツッコミそれら諸々のスキルが総じて高まってきているのだ。
もちろんこれまでかなちゃんといて楽しいとは思ったが、それよりも癒しの側面が強いのは否めなかった。
しかしけれども最近は、会話で盛り上げようとしてくるので楽しいなって気持ちが刺激されてきている。
本当にすごい変化だ。
当然、20歳前後の女の子いや、もうこれは女性だ。そのなんだ20歳前後の女性は転換期だと僕は認識していて当たり前に急成長する。
だがやっぱりそこはかなちゃんの人間性が意図的に起こしている変化というのが今回の最大の論点であり、これは牛乳惑星に対するはじめてにして最大のクレームである。

端的に言おう。ええ女過ぎるやろ!!!!!
ここまでの硬筆を翻させてもらうけどさ。
どんだけ良い女だよ!!!!!!!!
ふざけんな!!!!!!!!!
だってさああんなかわいいのにさあ、面倒見が良くてさあ、仕事も出来てさあ、メンタルも安定しててさあ、、、、

これ以上は勘弁してってところにさあトーク力。。。聞いたらもっと頑張らないとなって意識して磨いてたみたいだし。もうズルいわ。これってある種の暴力だよ。

魅力も過ぎれば暴力だ!!!!!!みんなそう思うでしょ!!!!!

チャームミングハラスメントだよ!!!!!!
チャーハラだよ!!!!!!!!!!!
そろそろ訴訟を起こしたいよ!!!!!
かなちゃん勘弁してくれ!!!!!!!
これ以上魅力的にならないで!!!!!

だけどなあ、、、きっともっともっとステキな女性になってしまうんだなあ。
なんだか遠いところに行ってしまうようで。

1969年 かなちゃんどころか僕も産まれていない時にアポロ11号は月に行った。人類の力は計り知れない。本当に計り知れない。しかもかなちゃんは人類でもトップクラスだ。

かなちゃんの魅力は月どころの騒ぎではない。間違いなく天の川銀河の最果てまで突き抜けて輝いてるんだろうな。
そこまで光り輝くのがいつかは、誰にもわからないけども甘ったるいメロンパンの様なロリルックスとは正反対に歳を重ねるごとにステキな女性になっちゃうと。
さみしい。けどうれしいかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?