見出し画像

はじめてのイチゴイチエ

思いつきからはじまり、名刺が手元に届くまでの間のお話し。

少しだけ遡って、9月中旬〜下旬のお話し。
ずっと真夜中でいいのに。のライブに当選していたものの、
共に行く予定だった方の都合が悪くなりチケットが一枚余るところから始まります。

1人でも楽しめるからいいか〜。
しばらくそう過ごしていたのですが、

行きたくてたまらなかったのに惜しくも当選から外れてしまった方や、
ずとまよが好きでたまらない方にチケットを渡した方がとても有意義な事と気付き

早速ネットにババーンと応募をかける。
開始数分でお問い合わせの連絡がくる。ネットの力はすごい。

20代 男性の方
利用している何かしらを募集するツールは便利なことに履歴が見れるので、
誰が一体なにを応募し募集したのかを閲覧できてしまうのです。
初めてその機能を利用し、少ない情報から人となりを想像する。

ボードゲーム等を通じて多方面での交流会を行なっていたり、一緒にお笑い芸人になりませんか?!とアツい募集をしている方だった。

行動的で、人を笑顔にさせることに楽しみや喜びを見い出した方なのかな?と勝手に親近感をわかす。

しかし、投稿を遡ると「」や「HSP」といった触れ難い文字も並んでいる。


余談になりますが
」とやらを発症していたのか、していないのか分からないけれど自分の母親は過去、トンデモな行動ばかりでした。

カズマはスパイなの?

私はエヴァのパイロットなの

記憶に残ってる言葉は上記2つ、

よくある母子家庭ですが二人三脚で生きていたのでなんだか寂しく、
変な気持ちだったのを覚えてる。
ああ。ほんとにいかれちゃったんだね。と

忘れもしない15才の夏。
母親が自分に包丁を突きつけて襲ってきました。

何か言っていたけれど言語として理解できず、ただ黙って刺されるのは嫌なので身支度する暇もなくパンツ一丁で自宅から飛び出し

玄関で母親と向かい合う。

とりあえず包丁なんて物騒なものは、どこかに置いてくれと説得をするも
母親の感情もしくは覚悟なのか、ナニカが頂点に達したみたいで

説得も虚しく母親は自身の心臓部分に刃物の先端を押し付けて自身に力を引き寄せました

やめろおおおおおおおおお!

と叫ぶも、もう間に合わないと感じ立ち尽くしたまま見つめるだけ。
痛みと死への覚悟なのか、悲壮感でくしゃくしゃになっていた母親の表情がいまだに忘れられない

しかし面白いことに、やっすい包丁だったのか母親が着ていた服の生地が分厚かったのか謎ですが傷は深くなく、事なきを得ました。
人は簡単に死ねないし、死なない。

そんなこともあり、今では笑い話。
殺意を剥き出しにされなければ、お相手がどんな人であれ分け隔てなく接する人間でいられるようになりました。


余談の件もあり、良くも悪くも許容範囲がおかしい自分なので

病気?ウェルカムさ!

人を選ぶのなんて嫌だし、
手っ取り早く最初に連絡してくれた方にチケットをササッと渡して、
当日よろしく!楽しもう!とササッとやりとりをしていたのですが

正解!

そして、ごめんなさい!

とてもビックリさせてしまったようです。
そんなこんなで、共にライブへ足を運ぶことは無くなってしまったのですが

カズマに興味を持ってくれたみたいで、別の形でお会いすることになりました。

いや、会うんかーい!って感じですよね。
まさかこういう展開になるとは自分も思ってもいませんでした。


ちなみにライブですが無事、渡るべき方にチケットが渡り
カズマもお相手も満足な1日を過ごせました!ありがとうずとまよ〜!!


日を改め、はじめまして。

ずとまよさんのライブから一週間とすこし経った頃

どこでなにをしましょうか?と互いに連絡を取り合う。

「カズマさんはお酒を呑めますか?」

1人では全くお酒を呑まないしお酒には興味もないので、
いい機会だ。とノリノリ。

しかも待ち合わせ時間はお昼。
真っ昼間からお酒を呑むなんて、人生初。

週末、人の往来で賑わう渋谷で待ち合わせ。
待ち合わせをしている人の群れを避けて、隅の方で待つ。

お相手はすぐに気づいてくれたようで、声をかけてくれた。

「カズマさんですか?はじめまして」

28歳 男性
心の病などはまったく連想させないお方

自分の対応がいけなかったのか、単純に初対面だからなのか、
どことなくカタイ笑顔をしている。
今からお酒も入るから次第に柔らかくなるかな?と思い、ひとまず人混みをかきわけながら目的のお店へ歩く

真っ昼間の渋谷は弾幕避けゲーのように前後左右から人が無限に飛んでくる。
ここまでの人混みは愛知の暮らしでは全く経験がなく、地元で有名な祇園花火で
各地から人様がやってきてもここまでの人の往来はないので
どうしても「面白い」の対象になる。

そんな光景に「ほんと人の数すごいね〜」とつぶやくと彼は
「人混みは大の苦手です」と返す

そりゃそうだ。と納得。

人混みが得意だと言う人はそうそう居ないだろうし、
人混みをなんとも思わない人か、苦手と思う人が大半なハズ。

なぜ大の苦手なのか聞いてみた

「自分のペースを乱されるから」

こりゃまた、そりゃそうだと。納得。
人混みではない、ただの一本道を歩くだけでも誰かしらの動線を妨げていないか?と定期的に後ろを気にしてしまう自分なので
我が物顔で歩道のど真ん中を歩く人様に対して

あなたが保有している道路なんかこれは?!

そう心の中で叫ぶことも多々。

人混みでなくても小さな事に目がいくのに、人混みなんてものは
マルチタスクも過ぎて自分のペースもなにも無くなって疲れちゃうよね〜。
わかる。

そんなこんな、人混み避けゲーを無事無傷でクリアした2人は目的のお店へ到達。

自分がこの日、予定がギチギチに詰まっており
2時間もないぐらいのプチ呑み会になってしまう。

席につき各々呑みたいものを頼む。
お相手はメガジョッキなるものを注文し自分もそれにつられて同じものを注文。

互いにお腹は空いていなかったので、つまみを少々。

お酒、つまみが揃い。改めまして、

はじめまして!カズマです!


ゆるくはじまり、お酒を注入〜

ずとまよさんライブの件を謝りつつ、雑談へ。
愛知から自転車でやってきましたと雑談を挟んだら

「自転車一度も乗ったことないんですよね〜」

ほほーう。今まで ”自転車に乗れない”  人とは出会ったことがあるけれど、
一度も乗ったことがないと言う人は初めてだ。

バスでの通学や、電車。公共機関で事足りてたみたい。

朝、通勤の時間帯に電車やバスに乗ると子供達乗ってるもんね
自分の地元ではそんな光景はなかったし、小学生で電車に乗るなんて大冒険だった

車がなくてもどうとでもなる関東は理解できるけど、自転車でさえも必要としていない人がいたのは驚き、新鮮。
うじゃうじゃいるのかな。どうなんだろう。

お仕事はIT関係をされてるようで、内容はちんぷんかんぷんでした。sorry
デバック作業や電話対応。マルチタスクなお仕事

「10月から忙しくなるんですよ」と彼が出勤日カレンダーを見せてくれた

まーえげつない。すごい世界ですねほんと。
夜遅くまでの仕事はこなしたことはあるけれど夜勤と呼ばれるモノとは無縁だった人生。そしてこの先もそうであってほしいと切実に願うほどに自分は太陽がそばにいてくれなきゃ心が折れてしまう自信があるのですが

彼の一週間には日勤と夜勤が入り混じる、カオスな未来が待っている。

一週間おきに日勤と夜勤を交互に繰り返すのはよく聞く話だけど
一週間の中で日勤と夜勤がグルグルするなんて。私は吐いてしまいます。

そんな一週間を繰り返す彼ですが、
ボードゲーム交流会を運営していたり、ボーリングサークルでの交流などで
活発に動いているようで

病気と謳っていたけれど、本当に、、?
病は気からと言う言葉がすごくしっくりきてしまう。


お酒も入ってか、彼の表情も柔らかくなった。

どういった死に方を望むか、哲学話、趣味話など小一時間交わしたのに
記憶が薄れて文字に起こせません。失敬。


この小一時間のカズマの趣味、活動の話の中で
「携帯だと限界があるから、創作活動に向いていると言われてるMacBookを買う予定なんです」

なんともない言葉だったんですが、彼が
「MacBook何台か持っているので、格安で譲りますよ〜」

なんじゃそりゃ。そんなことあるんですか。


と言うわけで現在、譲っていただいたPCでこうして文字を起こさせていただいております。

彼との一期一会から二週間ほど経ち。
昨日、さっそくお話に出ていたボーリングサークルにお邪魔させていただいてお取引を。感謝ですです。

彼は怒涛の日勤夜勤を働いてきたとは思えない姿で、バコバコにピンを倒しておりました。

サークルメンバーの方々も、同い年の方ばかりで久しぶりに同年代とお話しができたので楽しかった〜〜
モラルもあり、「常識」とはなんぞやと問われれば即答してくれそうな方々。

一歩引くことなく、いつものように過ごさせてもらっていましたが
あぁ、自分自身の感覚は大きくズレているね〜。と、ふと冷静になる瞬間も多々

同年代と接することでなんとなく気付かせてもらいました。
と言っても、こういう気質、価値観で生きてきちゃったし、しょうがないよね。と自分にとても甘々です。


ご飯という作業をささっとこなして、シーシャで堕落したいのでここらへんで終わりたいと思います。改善点がたくさんだね。
しかーし、このMacBookを譲り受けた今。必ずや活動に進化をもたらしてくれる。ハズ。

楽しんでいきます。では!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?