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スリランカ旅紀行part.6-シナモンファーム見学-
アユボワン!
お久しぶりです。
シンハラ語での挨拶もネタ切れ気味になって参りました。
アユボワンという言葉をよく使いますが、
これは朝でも昼でも夜でも使える便利な挨拶でもあり、
本来の意味としては元気でねとか長生きしてねとか相手の健康を願う気持ちが込められていると、多くの方が教えてくれました。
素敵な言葉ですね。
みなさんもスリランカの方と話す機会に備えて、
これだけは覚えておいても損はないと思います。
さて、今回は4日目の旅路についてです。
4日目はドライバーのMaheshさんと共に、
Panaduraのステイ先からスリランカ南部の観光地Galleまで、沢山の場所に立ち寄りながら向かいました。
スリランカ滞在中、最も内容の濃い1日だったので前後編に分けてお届けします。
○スランさんのシナモンファームまで
7:00頃 起床
この日の朝ご飯はキリバット(ココナッツミルクで炊いたお米を押し固めて、菱形にカットしたもの)
存在は知っていましたが、食べるのは初めてです。
昨晩アーッパと共にいただいたシーニサンボルを改めて作っていただき、作り方も教えてもらいました。
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玉ねぎと唐辛子のペースト
まずはキリバットをそのまま一口。
ココナッツミルクの優しくて甘い香りと、
ほんのり塩気があってとても美味しい。
ルヌミリスやシーニサンボルをつけながら食べ進めていくと、
なんとなくおにぎり食べてるようなそんな気持ちになってきます。
お腹がパンパンになったところで、恒例のデザートタイム。
ヨーグルトとバナナもしっかりいただきました。
そうこうしているとMaheshさん到着、
予定の30分前に来てくれました。
「日本人は時間に厳しいと上司に教わったんだ」と笑いながら話してました。
準備をして車に乗り込み、家を後にします。
最初の目的地は今回の旅の大本命、
シナモンファーム見学です。
そこまでの道中、色々なものを見せてくれました。
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車内でもMaheshさんと色々な話をしました。
彼はお子さんが3人いて、長女さんは音楽をやっていて大学にも通っているとのことでした。
後から別の方に聞いた話によるとスリランカで子供を大学に通わせるのはかなり大変なことだそうです。
終始にこやかで、ものすごく安全運転。
スリランカで歩行者保護を心がける方を見たのは彼が初めてでした。
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沢山生えているエリア
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このロープで木から木へ移動。
樹液を採取してお酒を作ったりする
出発から約2時間弱、目的地のすぐ近くまで来たようで
今まで進んできた海沿いの大きな道を外れて
山道のようなところに入っていきます。
これは到底自力では辿り着けなさそうだ。
畦道のような場所の途中で車を降り、少し進むと目的の小屋が見えて来ました。
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小屋の中でシナモンの加工を行います。
スリランカ料理といえば、沢山のスパイスやハーブを使うのが特徴です。
ハーブや野菜は家庭で育てているところもあり、スパイスは国内で生産されたフレッシュなものを買い、各家庭でパウダーにしたりブレンドしたりして使うそうです。
この農園があるKosgodaのような農村地帯ではお米や野菜のほか、このようにスパイスの栽培と加工を生業にしている方々が暮らしているそう。
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葉っぱを取ると付け根のところからシナモンの香り
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シナモン畑の周りには沢山の野草も生えており、その多くはすり潰して飲むことで様々な体の不調に効果のある天然の薬草だと教えてくれました。
収穫したシナモンを持って小屋に入ると、
とても甘やかないい香り。
天井には沢山のロープが張ってあり、加工して乾燥の工程にあるシナモンスティックが並んでいます。
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シナモンスティックを作るには
①収穫
②1番外側の硬い皮を除去
③内側の柔らかい皮を切り取る
④取れた皮を重ねて巻いていく
⑤きれいに巻けたものを室内で1日乾燥
⑥半乾き状態のものを更にきつく巻く
⑦約7〜10日かけて完全に乾燥
⑧カットして包装
大まかにこのような工程があり、
この工場では職人さんが手作業で一本一本加工を行なっているそうです。
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ナイフのようなもので手際よく
剥いでいきます。
この柔らかい皮が実際の商品になっていくので、これをいかに綺麗に取れるかが重要。
実際にやらせてもらいましたが、
めちゃくちゃ難しい。
何度やってもボロボロと細かくなってしまい
とても綺麗に巻けるようなものになりません。
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気づいたら40分くらい経ってました。
農園のオーナーであるスランさんと
(普段はツアーガイドの仕事をされており、今回の旅のプランナーをしてくれた方)
電話で話すことができ、
改めて詳しく説明してくれました。
スパイスの製造過程を見れる機会、
日本ではなかなか無いので本当に貴重な体験でした。
お土産まで持たせていただき
大満足で農園を後にしました。
あとおそらくこの日は休みだったのに、
わざわざ来てくれた寡黙な職人さん。
最後にカタコトのシンハラ語でお礼を伝えると
ニッコリ微笑んで、原付で帰っていきました。
本当にありがとうございました。
我々も農園を後にしようと車に乗り込むと
Maheshさんと私、2人ともお腹が鳴りました。
長いことシナモンの香りに包まれていたからかもしれません。
空腹に耐えながら、次の目的地Galleの街に向かいます。
続きはまた近々。
読んでいただきありがとうございました。
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