見出し画像

スーパーゴールを決めるのはコーチか仲間か?違う、キミ自身だ。

いつの間にか、テレビで見るサッカー選手や、オリンピックのメダリスト達は年下になり、開幕した選抜高校野球の球児達の姿が眩しい。週末の定番娯楽は日曜日夕方にみる、ゴルフの最終ラウンドになった。
そして気がつけば、OB・OGを訪問する側から、OBとして声をかけてもらえる側になった。

唐突だが今回は、就職活動中の学生、特に体育会学生向けに、僕が就職活動時に役立った考え方を勝手に纏めてみた。
他の多くの学生と同じ様に、「やりたい事なんてない」「何をしたら良いか分からない」「どのように行動すれば手っ取り早く内定をもらえるのか知りたい」と思い悩み発狂しそうだった6年前の今頃、筋肉脳の僕にでも理解できるように、諸先輩方が分かりやすく整理して伝えてくれたアドバイス達だ。

君が今、一番輝く瞬間はいつだ?

「君、何をしている時が一番自分が輝いていると感じる?」
「サッカーをしている時です!」
「なら例えば、大学生活の引退試合でシュートを打つ時、君は監督・コーチに、「ここでシュート打っていいですか?」って逐一確認するんか?せんやろ。君が君の判断で君らしくプレーするから、誇りを持って自分は輝いていると言えるんちゃうんか。それを自然に体現できている、身を持って理解できているはずの体育会学生の君がナゼ、就活になった途端に、弱気になり、周りに答えを求める。就職活動の面接は君の大学最後の引退試合、そこでのパフォーマンスは君が大学最後の試合で披露するプレーと同じや。」

はっ!とした。凄くシンプルな事だった。
大学3年生の冬、部活の皆んなが就活セミナーへ参加し始め、なんとなく友人と一緒に参加した就活セミナー。
「就職活動で、内定を貰う為にこれをやっておくべき、みたいな事ありますか?」
と質問した僕に対し、先輩社員がくれた回答。(我ながら恥かしい、超低レベル)

凄く簡単な事で、就活もスポーツと一緒で、プロサッカー選手や優れたチームメイトを真似し、共に切磋琢磨し、日々汗水流して自分と向き合い、きつい練習を乗り越えて得た自信と強い気持ちで、試合に勝つだけ。

就職活動で明確にしておくべき2点

取るべきスタンスが明確になったところで、いよいよ就活の方法論を紹介するが、
結論だけ言うと、僕が就職活動で確実にクリアにすべきだと思っている事は2点。
①どんな企業に行くのがベストかを知っているか?
②志望する企業から内定を貰う方法を知っており、実行しているか?

この2点を要約し、更に詳細項目に因数分解したのが、下記のロジックツリーだ。
実際に僕が就職活動で活用していたツリーまんまなので、手書きのまま添付した。
先ず僕の場合、「就活のゴール=自分にとってベストな企業から内定を得る」と設定。
そのゴールを要素分解すると、上述の2点となる。
①どんな企業に行くのがベストかを知っているか?(自己分析)
②志望する企業から内定を貰う方法を知っており実行しているか?(テクニック)

就活ロジックツリー

このロジックツリーに沿って自分の中で、答えが明確に整理できた状態で力強く、迷いなく自分の言葉で受け答えができれば、確実に期待した結果が得られると僕は信じているし、実際この方法で新卒・転職とこれまで2回、希望する企業からオファーを獲得した。

順序は、先ず①どんな企業に行くのがベストかを知っているか?=いわゆる自己分析を明確にする事が最優先になる。
その上で、②志望する企業から内定を貰う方法を知っており、実行しているか?という、スポーツで言えば相手チームのスカウティングや分析を緻密に行い、相手に適した戦略で確実に勝つ、というテクニックも非常に重要になる。
それぞれの詳細については別途纏めようと思うが、外に答えを求めず、自分を理解し、戦略を立て実行することが出来れば、納得のいく結果が得られる、と僭越ながらOB訪問ではいつもお伝えさせてもらっている。

そんなもんだよ

サッカー選手は、サッカーの試合におけるパフォーマンスでしか評価されない。
寿司職人は、寿司の味でしか評価されない。
就活生は、ESと面接でのパフォーマンスでしか評価されない。
そんなもんだ。だからこそ後悔しない為にも、自分らしく勝負にこだわった方が良い。

人の心を動かせるのは、ありきたりな言葉ではなく、心の底から唸り出される思いの詰まった言葉逹だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?