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迷い犬と家族になりました(寝不足の日々)その3

週1くらいのペースで動物病院へ。
血液検査の結果は良くなっていき、体重は初め7.1㎏だったところから1週間後には7.5㎏に。
尻尾も上がって来たし、お散歩も好きな事が分かってきました。
接触はしてないけど、近所の白柴ちゃんが顔を見せてくれた時に1度ワンと吠えました。
遊びたいって感じの鳴き方だったのですが、初めて声を出しました。

家でご飯を食べ始めてから13日後、さくらに生理がきました。
って事は・・先生に言われていたように避妊手術はしていないという事です。

それからすぐ、隣の集落のオス犬がさくらの存在を知ってしまいました。
このオス犬、飼い犬なんですが前々から脱走癖があり以前来たメスの迷い犬との間に子供を作り、集落内に仔犬が2~3回生まれて大変になった事がありました。

ちょうど病院へ行く予約をしていたので先生にこの事を相談すると、オス犬が来れてしまう事も考えて手術をした方が良いと言われました。
まだまだ貧血状態で炎症の薬も飲んでいる今、年齢も含めて出産に耐えられないかもしれない。それよりも手術をした方がリスクが全然少ないとの事でした。

まだ保護中・・今まで避妊手術をしてこなかったのに勝手にそういう事をしてしまって良いのだろうか?
犬の妊娠期間は2か月なので保護期間が明けるまでに仔犬は生まれてきます。
本当はこの事は保護期間が終わってから考えたいと思っていたけれど、そういう訳にもいかなくなってしまい、届をしている警察にも相談して「任せる」と言ってもらえたので、さくらが元気でいられる可能性が高い方をとる事にしました。

オス犬はさくらの様子を伺う様に我が家に通ってくるので、昼間は仕事場にさくらと一緒に出勤したり、夜は物音がしたら(うちの周りは砂利なので、誰か来ると音がする)飛び起きたり、さくらにも協力してもらい犬用パンツを履いていてもらったり、神経ピリピリの寝不足状態で過ごしました。

術後のさくら
保護服を着て散歩

手術当日の朝、ついにオス犬に襲われてしまい、さくらが鳴き叫び大変なことになったり(あえてさらっと書きますが・・)
術後、さすがに傷がふさがっていない所で再び襲われるのは良くないという事で、さくらの範囲を狭めて柵で囲んだり、変わらず仕事場に一緒に出勤したりしました。
どうしても仕事で移動が必要で仕事場に連れて行けない時は近所の人が面倒見てくれ助けてもらいました。

どうにかこうにか術後1Wを乗り切り、さくらのフェロモンも落ち着いてオス犬も来なくなり平穏な日々を過ごせるようになってきました。

犬同士は仲が悪いわけでないので、フェロモンは出ていないけどオス犬は今もたまに寄って行くし、他の脱走した近所の犬が来ることもあります。

さくらは今、体重10.3㎏くらいになりました。
あばらも見えなくなり、散歩は楽しそうに歩いているし、人も犬も大好きです。
私達というか、特に私はかなりワタワタしましたが、さくらはあんまり色んなこと気にせず元気にしています!





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