DUO BASIC UNIT 6 文構造解説(61,63,66,72)
DUO BASICについて、学習の備忘録も兼ねて、多少複雑と思われる文について解説をしています。まだまだ初学者のため、正確性に問題があるかもしれません。その場合、忌憚のない意見をいただけると幸いです。
DUO BASICの書籍を持っていること前提なので、その中の多少複雑と思われる文の文構造・解釈に絞って解説しています。非常に良い本なので、是非とも購入してみてください。
また、特に断りなく文法用語を用います。基礎的な文法用語については下記をご活用ください(オススメとしては下記ですが、特に下記でなくても同レベルの基礎的な文法を解説しているテキストなら問題ないです)。
第二文から説明します。go down…は「…(に沿って)進む」の意。Goという動詞で始まる命令文です。次の文もTurnで始まる命令文。at the second traffic lightはTurn leftを修飾する副詞句。andは等位接続詞で文と文をつなぐという基本的な役割があります。それに加えてここでは命令文, and …の形になっているので「(命令文の内容)しなさい、そうすれば…」の意。ついでに命令文, or …の表現も紹介します。「(命令文の内容)しなさい、さもなくば…」の意です。例文を以下に示します。
Work harder and harder, or you will get fired.
もっと一生懸命働きなさい、そうしないと解雇されますよ。
itが指示する内容はthe city hallです。on your rightはyou’ll find itを修飾する場所を表す副詞句。
Goで始まる命令文です。対象がthe hillのため、ここではgo down …は「…を下る」の意。for a few milesはGo down the hillを修飾する副詞句。untilは直後にSVとしてyou reachが続くので副詞節と判断できます。訳出のポイントとして直訳すれば、
「狭い石の橋に到着するまで数マイル丘を下りなさい」
ですが、
「数マイル丘を下りなさい、そうすれば狭い石の橋に到着します」
と考えると英語の語順通りの訳となります。解釈の時だけでなく、読解の際にもこのように読み下していく発想は役立ちます。
第二文andがCross itとturn rightという2つの命令文をつないでいます。
The police officerが主語でwhoから始まる形容詞節がそれを修飾しています。showed me the wayはVO1O2 の形。主節の主語はwasです。andまでの部分はSVCの文型です。andのついての考え方。wasとdrewという動詞がandによってつなげられていると考えることもできます。もう一つの考え方として
and he drew me a map to the stadium
のようにheが省略されていると捉える方法もあります。この場合SVC and SVO1O2の文がandによってつなげられていると考えられるます。was very kindとdrew me a mapはそれぞれ前者が主語の性質を表し、後者が主語の行為を表すという違い考えると、この解釈も妥当と考えられます。to the stadiumはa mapを修飾する形容詞句。
第一文のみ解説します。as … as A canで「Aが可能な限り…」の意。この文では…の部分は副詞ですがこの表現では一般に形容詞を使用することも可能です。他の例を示します。
I studied as hard as I could.
…の部分に形容詞を使う場合の例は以下、
I want to be as smart as I can.
また、as … as possibleでも同様の意味を表せます。
I ran as fast as possible.
in the heavy rainはI ranを修飾します。butで始まる部分はbut I missed the last trainとIを補うことによって、全体としてSV but SVOという形で文と文を逆接的につないでいることを捉えましょう。逆接の接続詞でつながれている文は後の文が強調される内容のため、
「可能な限り早く走った」<「最終電車を逃した」
のように後者を強調している点を押さえましょう。