見出し画像

開幕2連敗からのスタート

東京湾岸沿いは寒暖の差が激しく、まだダウンジャケットが手放せない3月。沖縄は暖かな陽気で、心地よい風が頬を撫でる。しかし頬は弛まず歯軋りをするような1日だった。昨年後半は緩みっぱなしだった頬も今年は開幕2連敗で引き締まるばかり。下から3番目の順位となってしまった。


開幕はホームゲームから

上の写真は今年初めて作った選手全員の「のぼり」。応援に来ていただく皆様を選手全員でお迎えしたいとの思いから。
例年3月は風が強く寒い市原市のゼットエーオリプリスタジアム。

挨拶に立つ筆者


片道1時間はかかるこの競技場に10名もの議員様をはじめとし、浦安財団、浦安サッカー協会、後援会などからご来賓いただきセレモニーを開催した。
浦安で開催していた関東リーグの開幕でもこれほどのご来賓があったことはあまり記憶にない。それだけ今のブリオベッカ浦安は市民にとって注目されているチームなのだと身が引き締まる思いだった。
ちなみにこの日のキックインセレモニーは衆議院議員の英利様と千葉県議会議員の宮坂様。女性2人によるキックインは素敵な幕開けになった。

左 英利議員 右 宮坂議員

敗戦から始まる

しかしその期待も虚しく開幕ホームゲームは苦い敗戦から始まった。後半13分にPKを献上。その失点を挽回することなく試合が終了したからだ。

PKによる失点

失点するまでは対戦相手であるFCマルヤス岡崎(以下マルヤス)の攻撃を跳ね返し続けただけに残念ではあった。
課題はPKに至る前にある。攻撃が手薄なのだ。昨年は両サイドの選手がたたみかけるように一気に攻撃をしかけたが、この試合では単発だった。時間をかけて味方を待つ間にマルヤスの守備に反撃されてピンチを招く。
以前にも書いたがシーズン前にあった課題がそのまま出てしまった。昨年、都並の掲げる「守備から」の要の選手たちがJリーグに昇格をしてからまだ守備の体制が安定していない。若手中心に短い期間で仕上げているために、どうしても守備にのみ集中しがちでビルドアップし切れていないのだ。

ただ新規加入の若杉(前東京23FC)と山﨑(前東京ユナイテッドFC)がそれぞれ左と右で単独でクロスを上げるだけの力量を示したことには期待が持てた。

相手を置き去りにして突破する若杉

前回触れたが関東リーグから加入してくれた選手たちが多い。この選手たちがJFLの環境に慣れてくるのも時間の問題だろう。なんといっても昨年はJFLのスピードとパワーに慣れるまで数試合を要したから。

沖縄でも厳しい結果に

そして本日、春の陽気の沖縄。早朝から冷たい海の風にあたりながら浦安で練習してきた選手たちには心地よい気候だったと思うが、気温の高さと湿度は選手の体力を思ったより奪ったようだ。

気候もよく笑顔


沖縄SVは開幕戦で新宿から4得点を奪う力量を見せた。本日の試合前に高原氏を見かけたので声をかけて話をした。(これまでは選手登録だったので話しかけることは避けていた)
昨年最下位で降格してしまうと地域リーグから這い上がるのは本当に大変だという思いがあったので、しっかりと補強してトレーニングしなおした、とのことだった。
実はJFLのクラブチームはエレベーターになりやすい。前年度下位のチームが翌年上位になり、逆に上位のチームが下位に落ち込む。JFLあるあるだ。
そして沖縄SVは本日の試合で浦安相手にアディショナルタイム突入の瞬間に得点をして勝利を収めた。結果、単独トップを維持している。昨年降格争いをしたチームとはとても思えない力量を見せている。

実は昨年の沖縄でのホームゲームは浦安がアディショナルタイムに得点をして勝利したのだが、全く逆の展開となってしまったのだ。
そして昨年準優勝の浦安は2連敗で14位(下から3番目)となってしまった。

頑張って守備に集中していたのだが

ではブリオベッカ浦安を冷静に見るとどうなのだろうか?
正直「産みの苦しみ」としか言いようがない。理由は個々の選手の力量は昨年と比べて劣っているわけではないから。
特に攻撃面では間違いなくパワーアップされている。3バックの経験がない若手のディフェンス陣がおのれの役割を頭で意識せずに身体で動かせるようになれば間違いなく浮上する。JFLのスピードとパワーに押されて落ち着きなく守備をしている。メンタル面でもまだまだフローの域に達していない。
そんな時都並は「慌てるな!落ち着いて守れば大丈夫だ!」と声をかけている。力は劣っていない。落ち込まずに頑張れ!、ともう少し長い目で見ていただけたらと思う。

自分の体調は?

本日もサポーターの方から「体調は大丈夫ですか?」と声をかけていただいた。「大丈夫です」と答えたものの実は3日前から調子が悪い。
昨日の朝は沖縄行きを取りやめようかと本気で悩んだ。荷物を持って羽田空港を歩くのがきつかった。幸いJALのゲートが手荷物検査場からすぐ近くにあったので助かった。飛行機の中では帽子を深く被ってずっと眠っていた。ホテルに着いて1時間眠り、食事はホテルの向かいで食べた。午後10時には睡眠導入剤で眠った。
アウェイの試合に行く際にはなるべく眠り心地の良さそうなホテルに宿泊することにしている(ちなみにいまもって自費です)。
今回のホテルも市街地から少し離れているが快適に眠ることができた。
朝起きて頭痛が少し残っていたが久々に体が軽く感じたので試合に行くことができた。
ちなみに服用している頭痛薬は順天堂医大に処方してもらっている「スマトリプタン」です。なるべく頻繁には飲まないようにしているが、昨年の偏頭痛騒動からこれなしには遠征はきついのだ。(逆によく効く)

予定では沖縄にいる友人と食事をするつもりでいたが直前に都合が悪くなり、ひとりで那覇にいる。
覚えていらっしゃるかわからないけど、前回の沖縄遠征でも同じことをして台風にあって1週間帰宅できなくなった。もちろん今回は大丈夫(のはず)。
調べたらライブハウスで「ネーネーズ」のステージを見つけた。早速電話したがすでに満席。一度ライブを聴きたかったのに惜しい!
ということで体調も復活したもののホテルのレストランでひとりディナーをした。これが正解だった。食事の美味しさも、ひとりでいることを気遣っていただいてなん度も声をかけていただいたスタッフの方にも感謝だ。
さて、試合の公式ブログを書いて、このnoteを書いていたらもう深夜になった。そろそろ眠ります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?