新海誠「すずめの戸締まり」
生きることに意味はあるのか?
生かされたことに意味はあるのか?
生きてることに意味があるのだ!
新海誠は力強く「生」を肯定する。
死んだってかまわない。
生きていても仕方がない。
諦めを口にしてはいないか?
危険を省みず扉を閉じるための旅路。まるで自分の命を軽んじるような主人公。生き残ったことと生かされていることの狭間で影を背負って生きている。
死に場所を探すかのような旅だ。彼女はあたかも命を懸けて何かを成すことに生きる意味を見出だそうとする。
すなわち懸命である。そして無謀