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無理難題なソバキュリ

 表題の画像が役立つ趣味を35年間続けているのですが、断酒はこれを末永く続けるため大いなる役に立っているし、断酒はこの趣味を続けたいから始めたと言っても宜しい。それだけ魅力的な世界なんです。

 それは、グライダー。ここでは、そっちの話題はスルーします。

 それにしても日本では、ソバーキュリアスはメリットどころではなく、デメリットばっかり。そもそもソバキュリが不可能な社会構造かもしれません。

 まず組織の人間。いわゆるサラリーマンにとっては、出世にも影響する由々しき問題です。

 「ノミニケーション」などと言う不埒な言葉が存在するように、酒は仕事上では潤滑油のようなもの。酒の席だから許せる発言や、酔わないと言えないこと、それが良い方向か、むしろ墓穴を掘るかは、状況と内容次第ですが、酒は仕事における重要なツールでしょう。

 「飲めませんから、飲みませんから」の発言は、いきなりその場を白けさせます。酒飲みとの関係性は確実に稀有になる。酒のチカラを借りる深い?または気まずい関係性はなくなります。

 まあ、気まずい関係性が消滅するのは、ソバーキュリアスのメリットではありますが。

 次、アルコールに依存していた人は、辞めることがストレスになるでしょう。禁断症状まで行かなくても、飲みたい衝動を抑えるのですから、当面は日常生活に影響が出ます。

 それを無くすためには、新たなストレス解消法や生活様式、趣味、価値観を持つ必要性があります。

 大袈裟に言えば、非飲酒者としてのアイデンティティーを確立する必要があります。それは新たな人生の枝分かれでもあるでしょう。

 断酒、ソバーキュリアスって、単純ではないですね。やっぱ飲んでた方が気が楽?身体はスローモーションに痛めつけられ続けますけどね。

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