見出し画像

ベンゾジアゼピン系薬剤常用量依存性不眠

 

 ストレスがないわけじゃないけど、飲みたい欲求は皆無。ゆえに禁断症状もなく、記事のネタがない。忘年会やクリスマス会、新年会の誘いもないので、気が楽。

 現在午前3時。相変わらず寝覚めは早いけど、熟睡感はあるし、入眠はスムーズ。これはベンゾジアゼピン系薬が良く効いているから。断酒して、減薬にも成功、良質な睡眠を得ていることを実感している。

 眠れないから酒を飲む人は多いと思う。そんな人は心療内科や精神科で眠剤を処方してもらうのも、良いかと思うけど、医師によってはその程度のことでは処方しないかもしれない。

 ましてベンゾジアゼピン系となるとハードルは高いだろう。特に若い精神科医師はベンゾ系を嫌う傾向にあるようだ。

 とあるベテラン精神科医のブログを読むと、ベンゾ系は絶対悪として処方しない大バカ精神科医が目立つそうな。

 そんな医師は、表題の『ベンゾジアゼピン系薬剤常用量依存性不眠』なる病名を付けてベンゾ系を中止してしまう。

 確かにオレキシン受容体拮抗薬など、新しいアプローチの眠剤が登場して、ベンゾ系は古いしデメリットもなくはない。

 しかし、せっかくベンゾ系で安定したムードスタビ状態や睡眠を得られている患者(私)にとっては、ベンゾ系中止など考えられない。

 ベンゾ系により断酒に現在は成功しているのは、事実。ある意味薬物治療とも言える。薬の効用は人それぞれなので、何とも言えないけど。睡眠するための「ツール」として飲酒している方は、ためらわず眠剤の服用をお勧めしたい。

 アルコールが脳に与えるダメージに比べたら、眠剤のそれは、何十分の一でしかない、と医師は説明したから、嘘ではない。

 飲まないと眠れない、これは完璧にアルコール依存症か、アル中の症状。アルコールとは上品に付き合うしか方法はない。このnoteの特集に、KIRIN主宰の #アルコールとの時間 、を読むと、実に楽しそうに美味しそうにお酒を味わっている。

 本来はそのように飲むことにより、豊かで深遠な時間を作ることが目的のアルコールなのに、使い方を間違えれば中毒性の毒になるのは、明快。

 特に、眠るために飲んで後悔するよりは、飲まないで眠れなくてもそれを受け入れて、早めに病院を受診する方が賢明だと思う。

 薬は何らかの副作用を伴うのは避けられないが、酒の毒性に比べたらその罪は遥かに軽い。ベンゾジアゼピン系の薬であっても、である。

 これは現役の精神科医や公認心理士から得た情報なので、嘘はない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?