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何も考えていない

若いってのはひとつに、「死ぬこと」が遠いことを言うのかもしれないね。

生き方が自由でいいなら、死に方も自由でいいでしょ。みたいにいうと自殺志願者みたいに聞こえるかもしれないが、死に方を自由に選ぶってのは自由に生きるより大変なことな気がします。

自由に生きて、自由に死ねる。そんな人生は最高かもしれないが、そこに見え隠れする「夢と自由」の話を思い起こす。

「夢と自由」とはX JAPANのギタリストであるhideさんの楽曲「ever free」にまつわる話の中で出てきた言葉である。「ever free」は直訳が難しい造語で、「普遍的な自由」「永遠の自由」といった意味があるようで、hideさん自身はこれが存在しないと言っていた。そして夢と自由を足したり引いたりしたその姿こそがever freeだと続けていた。

人はいずれ老い、病み、死ぬ。その中で夢のバランスが強いのが若さとも言えるし、自由のバランスが強いのも自由だと言える。夢と自由がぶつかり合うものなのか、同じ性質のものかについては触れられていない。しかし若さというのはエネルギーの塊だ。同じ性質であっても同調せずにぶつかり合うこともあるだろう。

さて、では夢と自由は若者だけのものかと言えば決してそんなことはない。夢と自由のバランスと戦いながら歩み寄りながら、見出したのは自問自答。この答えはすでに若い頃に見えていたはずなのに、それに気付いたのは歳を重ねてからだった。

夢にも自由にも種類がある。そして、どちらにも少なからず張り付いているのが現実である。現実を放棄することが真の夢、もしくは自由であるならば、今すぐにその現実から旅立って仕舞えば夢と自由が手に入るかもしれない。しかし思い出して欲しい。夢と自由を足したり引いたりするその姿が普遍的な自由。つまり夢は自由との組み合わせで自由になる。

指数関数的なものなのか、平均的なものなのか、バランスの取り方は知らないし、何を書いているかももはやわからない。ただ、夢でも自由でも現実でも、ついて回るのは生きていることと死ぬことなんだな。

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