異色のコラボver.Ⅱ

I'm loving you /GLAY✖︎PENTAGON

TAKUROという人のGLAY以外のボーカリストも輝かせる楽曲制作能力が高すぎる。GLAY✖︎EXILEの時もそうだったけれど、TERUが主メロではないコーラスを歌うようなコラボ楽曲でも、まるでコーラスのTERUまで含めてイメージできた状態で作っているのとか定かではないが、TAKUROであれば、そこまで含めた上で曲作りをしていたとして、何の不思議もない。

TERUの声を最大限に引き出す楽曲を作ることにおいて、GLAYメンバーにおいて他、右に出るものはいないと思うが、TERU一人で歌うだけではなく、コラボをした時にもTERUの声の可能性を最大限に引き出し、かつコラボする相手の声の良さを引き出すことのできる楽曲を作れるのは、才能以外のなんといえよう。ボーカリストの歌声の良さに加え、より魅力に感じられるポイントを探し、それを活かせる楽曲をとおもっているのではないかと思っている。もし、それを意識していないとしても、結果としてそうなっているということは、普段からそういう作り方が染み付いているということだろう。

正直、この楽曲を聴くまでPENTAGONというグループのことは知らず、他の楽曲がどういうもので、それぞれの歌い手の方が、どういう声で、どういう特徴を持っているのかということも存じ上げない。だが、少なくともこの楽曲でのコラボを聴いた限りでは、声の良さとか、そこから見える表現力とか、そういうものは楽曲の持つ世界観の中で、遺憾なく発揮されているように思う。また、TERUの声との相性も良い。決して歌うのに簡単な楽曲ではないと思うが、すっと楽曲を自分のものにして、歌いこなしている印象。また、音階を外さないといういわゆるテクニック的で、機械で採点ができるようなものではなく、聴き手の心の奥の方を激しく揺るがすようなボーカル。TAKURO楽曲を歌いこなすには、欠かせない力だ。それを持ち合わせているのはもちろん、TERUがともに歌うとで、楽曲全体が引き締まるような気もする。

こういう楽曲の時には、楽器隊は目立たないけれど、楽曲の基礎を支え、色を添える良い仕事をする。自身の音を主張するのではないけれど、自身の楽曲の時以上の配慮で、ボーカルを盛り立てている。 「I'm loving you」については、楽曲全体をまとっている色気は、ボーカルの生み出す世界観だけではなく、その裏の楽器隊による効果も多分にあると思う。

生で聴けることは今後もあまり期待はできないが、TERUのセルフカバーとかも含めて、ライブで聴ける期待を持っていたい。

#GLAY #GLAY ✖︎PENTAGON #異色のコラボ #グローバルコミュニケーション  

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