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みーんなのきゅうり君

「私はみーんなのみなみちゃんなんですよ」というセリフ有名なフリーアナウンサーの田中みな実さんが言っていたセリフである。
 きゅうり君は女の子に囲まれて育った。いとこ8人中7人が女性で年齢もきゅうり君が1番年下という環境で、おままごとやお人形遊びをしていた。
先日実家の片づけをしていた時、僕の七五三の写真が出てきた。箱パパが「俺が言うのもなんだけど、昔は本当にかわいかったな」と言ってもらえるぐらい目はパッチリでおばさまとお姉さんたちのアイドルであったのである。
 箱パパの「昔は」「かわいかった」と過去形にしている事が非常にむかつく限りではあるが(笑)幼いころは親戚が集まると「きゅうり君は私と遊ぶよね」といとこの女の子がきゅうり君を取り合いをして、きゅうり君がおままごとでオムライスを作るとみんなが喜んでくれたものである。
「僕はみーんなのきゅうり君なんですよ」by当時5歳から8歳のきゅうり君

真面目が取り柄のきゅうり君

 今現在はそんなことを言ってはいられない。恋も仕事も万年セカンド、スパダリ募集中なのである。過去の殿方を見ていても、高年収、イケメン、独身者、僕だけを見てくれる人、一緒に10年後を考えてくれる人、この5つを満たす方はなかなかいない。特に、各項目ごとを見ると高収入・イケメンをマックス満たす方はいるのだが、独身者・僕だけを見てくれる人・一緒に10年後を考えてくれる人という項目を見ると中々満たす人と出会っていない。
 落ち込んでも居られない当時26歳のきゅうり君。アラサー+1歳になると女友達が結婚し始めるのと、30歳までにスパダリと同棲計画・結婚式を挙げる夢を逆算すると、間に合わなく焦るのである。
 まじめなきゅうり君は、本屋さんに駆け込むのである。本のタイトルだけでなく「みんなに愛される」など書かれた帯をひたすら手に取り学ぶのである。
 相席スタートの山崎ケイさんの「仮定ブス幸福論」もYouTubeで何度か見返し、鞄を小さくしたりしたほどである。真面目という名のお馬鹿さんなのである。

みんなにモテたいわけではないです

 スパダリ募集中で活動しているとみんなに受ける服装や、元カレに褒められた髪型、ゲイ向けの結婚相談所に所属していた時に教えてもらったアドバイスも実践した。しかし、ふと思った事があった。きゅうり君はみんなにモテたいわけではないのだ。それなのに万人受けする事だけ行っていると悲しい出来事が起きた。一見すると「万人受けしてスパダリ候補者の中から選び、その中でターゲットを決めた人と仲良くすればよいのではないか」と思った人もいるのではないだろうか?
 万人受けして、きれい目に整えても、どこの出会いの場に行っても、姿勢がきれい。いい人。優しそうな人。という枠から出られないという何とも残念な結果となった。みんなからの評価が60点という所だろうか(笑)

みんなのNo1になりたいわけじゃない、一人のスパダリから見たOnly1になりたいの

 これからの記事でどんどんきゅうり君の醜態はさらしていく予定であるが、僕はみんなにモテたいわけではないのである。万年セカンドというあだ名をつけられたり、なんでその殿方を選ぶのというくらい26歳にしては経験を踏んでいたきゅうり君。
 みんなから愛される港区女子のようなインスタキラキラになりたいわけではないのだ。理想は日本では同性婚は認められていないので。福祉の仕事をつづけながら、専業主夫ぽいポジションで、パートとしてフルタイムで働き厚生年金を収め、iDeCoを行い老後への貯えをする。自分の年収は240万円ぐらいで、日々の生活費はスパダリに養ってもらう。決して豪華な生活を望んでいるわけではないが、YouTubeのゲイカップルがイチャイチャしているのをみて、妄想に浸っていた。当時は確かドラマ「隣の家族は青く見える」のわたさくにハマり、Twitterでも腐男子活動する専用アカウントを作成して持っていた。
 そこで腐女子の見返り美人さんと出会い、LINE交換したほどである。
見返り美人さんはとても優しい。というかオタクの傷の舐め合いともいえるのかもしれないが、見返り美人さんは満たされない結婚生活を、きゅうり君は満たされないスパダリとの恋愛妄想を、BLドラまで補っていたのである。
「きゅうり君には絶対に、年上のわたるんのようなスパダリが似合うよ」と言って貰えて喜んでいた。

見方は人それぞれ、アニメドラえもんが良い国もあれば、子供をダメにするアニメと言われる国もある

 きゅうり君の恋愛観は、少し友達と違う。現在もだが、今以上にファザコン気質が高かったきゅうり君はイケおじが大好きであった。40歳は若造。50歳ぐらいがちょうどよい。と思っていた。
 タンポポ君をはじめとした、ゲイの出会いのイベントで出会った人からは少しひかれていた。でも、お金持ちが好きな事、若いうちに自分の引き取り手を探しておきたい事、そして何よりも老眼が少し始まっている方の方が、顔の毛穴が見えないため、きゅうり君が好きなタイプを愛し愛されることで、自分も不都合な真実を隠せて丁度よいという持論をみんなの前で披露し、マネはしたくないけど、現実的で地に足が付いているという評価を受けた。
 人の考えから見解は人それぞれ、僕は日本生まれ日本育ち、金曜日はドラえもんとクレヨンしんちゃんをみるルーチンをおくっていた。どちらのアニメも国民的アニメであり、日本では特にドラえもんは評価されていると思う。しかし国がかわりバングラデシュではドラえもんは子供をダメにするアニメと考えられているそうだ。のび太が困るとドラえもんが未来の道具で助けてくれる。子供の自主性、責任感を失わせると考えられているとの事。
 きゅうり君が描くスパダリ募集計画も、人によっては不快感を得るだろうが、一定数共感してくれる人がいるのは事実だ。きゅうり君は自分の幸せと腐女子の幸せ、そして老後の安定のためにスパダリ探しを追求すると決めた26歳を過ごした。

noteでは僕「きゅうり君」の17歳からの27歳までの恋愛と、
27歳から29歳までのリアルな恋愛は諦めて腐男子として生きている等身大の自分を日記を公開しようと思っております

ゲイ・お見合い・HSP・ダブルワークなど社会的に見た時にマイノリティーな自分ですが、自分の日記を公開するイメージでnoteを書いております。 寂しい事や不安な事があっても、noteで誰かの心が笑ってくれると嬉しいです(*´ω`*)