濃褐色
浅ければ、ちょっとした手違いで大失敗
深いほど、眉をしかめ、飲み込みにくい
痺れるような酸っぱさも
打ち込まれる苦みも
前へ進むための刺激
背中を押してくれる物 だと思っていた
だけど、知ってしまったんだ
心地よい温度と鼻に抜ける香り
まるいまるい 溶けてしまうような
いつまでも感じていたい時間
自分のまま立ち止まっていいんだ
そう思える時間
追い求めれば遠くなり
決して手に入れられないけど
あそこに行けば
必ず逢える
俺が突然いなくなっても
変わりなく流れるあそこの時間
俺ができることは
間抜けで無防備な「うまい」だけ
それが許してもらえる気がする
あのCoffeeそしてあのCafe
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