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選んで決めるために、

 はじめましての方もそうではない方もこんにちは。アイトピア通りで”きゅう“という障害福祉施設の所長をしています、北村誠悟と申します。

 アフターコロナのニューノーマル。どうやら、これまでの生活の仕方を変えていかなければならないようで、結構戸惑いがあります。思い返してみると、5月いっぱいまで続いた自粛期間、ステイホームはなんだか”いずい”期間でした。私は生粋のインドア派なので、生活スタイルは何も変わらなかったのに。そこで、なぜ自分がいずかったのを振り返り、考察してみることにしました。

 不謹慎ですが、世の中が外出しないようにといった空気になった瞬間に外出したくなりました。これは私が天邪鬼な性格をしているという理由もあるでしょう。”みんなで揃って前ならえ”ができないようです。なんかはみ出したくなる。本当は家にいたいはずなのに無性に外食したり旅行に行ったりしたくなりました。この感情は不思議で、私は別に外に出たくないのに、何だか外に出たいのです。少し深く考えてみると、おそらく自分の行動を自分で決めることができていない違和感に反抗していることに気づきました。

 私は家で過ごすことが多いですが、いくつかの選択肢の中から自分で選んで自分で決めて過ごしています。これを「あなたは家で過ごしなさい」と言われたら、結果は同じであっても”いずい” …自分で選び決める。このプロセスがあるからこそ、自分時間が産まれるようです。

 さて、アフターコロナのニューノーマル。そんな中でも自分で選べる、自分で決めることができる、ということを自分にも自分以外の誰かにもさりげなく、やわらかく、しなやかに保障していく。そんな心構えが必要な気がしています。

2020.8
きゅう所長の雑記 おれのがヤバイ

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