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至福の時1杯のコーヒー/遠野雑記帳

千葉家の曲り家(05年3月14日) 映画「遠野物語」の解説を読む。「道ならぬ恋に悩みながらも、愛を貫いた2人の男女が来世で結ばれるまでが描かれている」。柳田国男の同名物語の映画化。82年に制作された。

舞台になった千葉家の南部曲り家は、日本10大民家の一つ。人間の住む母屋と馬小屋を直角に連結した農家で昔はよく見かけたが、千葉家は特別で石垣積みの上に200年も前の堂々たる構えを残している。そのため維持費も馬鹿にならないとか。遠野観光のコースにも入っている。

千葉家のおばあちゃんは東京出身というのをテレビで見たような気がする。その時「コーヒーが大好き」と言っていた。垢抜けしており、もしかしたら、遠野で最初に「コーヒー」を飲んだ人かもしれない。

ここまで書いて、義母もコーヒーが好きだったことを思い出した。「今日はまだ飲んでいなかった」と、1日1杯のコーヒーを本当においしそうに飲んでいたのを昨日のように覚えている。

※千葉家の曲り家は、07年12月に重要文化財に指定された。16年4月から10年をかけ大改修工事中です。

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