法学部同様医学部も東大はやはり東大

大学入学共通テスト１日目の１月15日午前８時半ごろ、東大付近で３人を立て続けに包丁で刺した17歳の高校２年生が殺人未遂容疑で逮捕された。少年は全国的に知られる進学校に通っていた。

警察の調べに「医者になるため東大に入りたかったが、成績が１年前から落ちてきて自信をなくした」「医者になれないのなら人を殺して罪悪感を背負って切腹しようと考えた」と語っている。

東大理Ⅲもいいが「医者をめざす君たちへ」（和田秀樹著、ＰＨＰ文庫）などを読んでいたらなあ、と思った。「医学部に限り偏差値に高い大学に入るメリットはあまりない」と書いてあった。

「東大医学部卒だから教授になりやすいという時代ではない」とも断言している。ただ和田氏は私立灘中、灘高から東大理Ⅲに現役で合格した。東大崇拝はダメ？　いや、なんとでも言えそう。

うろ覚えだが、渡辺淳一氏は自著「白夜」（全５巻）の中で「東大法学部同様、東大医学部も、医学界に優れた人材を輩出していた」というようなことを書いていた。東大はやはり東大なのだ。