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東大志望の部員が多数、後生畏るべし

千葉中に応募2142人(07年12月17日)「千葉から、日本でそして世界で活躍する心豊かな次代のリーダーの育成」-。このようなスローガンのもと、県立千葉中が来春スタートする。

千葉高との中高一貫校として注目され、16日の1次検査に2142人が受験した。定員は男女各40人である。3000人を超えたら抽選とかいわれていたが、思っていたより少なかった?

千葉県の私立有名中の応募者も2000人前後だが、合格者を多めに出すので倍率的にはそうでもない。千葉中は定員厳守だと思われるので狭き門だが、一方で定員割れするのではともいわれている。

千葉県は長い間、公立王国といわれてきた。千葉高はその頂点の進学校だった。ところが私学の台頭で、千葉県トップの座を譲って久しい。東大合格者数も20人台と、全盛時の半分にも満たない。

それでも受験生の父母は、中高一貫校の千葉中に、伝統校・千葉高のブランド力を求めているのだろう。千葉高野球部を取材した時のこと。進路を聞くとほとんどの部員が「東大」と言った。後生畏るべし。

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