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義母の形見・自動巻き腕時計持ち歩く

NHKの新日本風土記(ドキュメンタリー)で、岩手・遠野が取り上げられたことがある。中学生のころよく利用した雑貨店が映りだされた。テレビの影響は大きい。数人から「○○店、変わってないな」とメールが入った。文房具類はこの店でしか売っていなかった。

リフォームしていないと思われる店舗と看板が懐かしかった。この店で父親に中学の入学祝いに万年筆を買ってもらう。その中学はすでになく、店の経営はどうなのか、他人事ながら気になる。

中古の腕時計も一緒に勝ってもらう。入学祝いに万年筆か時計を贈るのが流行っていた。たとえ故障していても、当時の記念品は取っておくという考えはなかった。その代わり、義母の形見の腕時計は手元にある。いまは珍しい自動巻きなので毎日、持ち歩いている。

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