見出し画像

年代モノの懐中時計1日10分程遅れる

懐中時計気に入る(10年7月4日)母親の1周忌で「懐中時計」(SEIKOSHA)をもらってきた。オープンフェイスのありふれたもの。機械式で毎日ぜんまいを巻いているが、年代モノで一日10分ほど遅れる。

懐中時計の裏蓋に「仙鉄」「昭22」「NO.51」と刻印されていた。昭和22年、仙鉄で何かの記念で作製し皆に配ったものらしい。

昭和22年といえば私の生まれた年で、その懐中時計が気に入ってしまった。何十年も使用していなかったのに、ぜんまいを巻いたらコチコチ音が聞こえ秒針が動き出した。

懐中時計の現状を、ウィキペディアは「まだまだ日本国内や世界、とりわけ欧州の時計生産大国でもあるスイスにいたっては小さな工房での手作り懐中時計産業でさえ未だ健在」と書いていた。

63年前の懐中時計を、持ち主はいつ手放したのか。購入したのは父親なのか母親なのか。ともに他界しており今では知る由もない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?