インスタと小説が南部鉄器人気に貢献
暇な守衛の友人からメールが届く。「柚木祐子の(風に立つ)は面白そうだね。値段はいくらかな?」。また間違っている。「柚木祐子⇒柚月裕子。税込1980円。高いかな、安いかな」と返信。
柚木祐子と書いたのだろか。「図書室で(風に立つ)を予約したら200人待ちだって」。下手をすると2、3年先。それなら単行本を買った方が早い。値段いくらかなと思いメールしたという。
大谷翔平投手が自身のインスタグラムで、深い青色の鉄瓶と夫婦湯呑の写真を投稿した。奥州市の南部鉄器の工房「及富」の製品「みやび青 1L」。南部鉄器の受注が殺到し納期は遅れそうだ。
柚月裕子さんの小説には盛岡市にある南部鉄器工房「清嘉」が出てくる。親方で寡黙な父と息子の家族の物語だ。友人は電話に切り替え「小説も南部鉄器人気に貢献しているよ」と饒舌だった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?