【宝満宮 竈門神社】福岡県太宰府市の神社

竈門神社は、古来より、
「縁結び」、「方除け」、「厄除」の神様として信仰されています。

別称を「宝満宮」「竈門宮」とも言われている。

社伝では、天智天皇の代(668年-672年)に大宰府が現在地に遷された際、
鬼門(東北)に位置する宝満山に大宰府鎮護のため八百万の神々を祀ったのが
神祭の始まりという。

次いで天武天皇2年(673年)、
心蓮(しんれん)上人が山中での修行していると玉依姫命が現れたため、
心蓮が朝廷に奏聞し山頂に上宮が建てられたという。

神社側では、この時をもって竈門神社の創建としている。 

主祭神に玉依姫命(たまよりひめのみこと)をお祀りしていることから、
魂(玉)と魂を引き寄せる・引き合わせる(依)という御神徳を慕われ、
古くから「縁結びの神」として広く信仰されてきました。

「縁結び」とは、男女の「良縁」をはじめ、
家族、友人、仕事、自然などとの良いご縁を結んでいただける神様として
広く親しまれています。

宝満宮 竈門神社は、嘉承元年(1106)には正一位を贈られ、
『延喜式』には名神大社にも列せられました。

そして明治二十八年(1895)、官幣小社に列せられました。
現在は神社本庁の別表神社。

主祭神
玉依姫命 (たまよりひめのみこと)

相殿神
神功皇后 (じんぐうこうごう)
応神天皇 (おうじんてんのう)

祭神のうち、玉依姫命は元々の祭神で、
神功皇后・応神天皇はのちに合祀された。

一方神社の社名から本来の祭神は竈神たる三宝荒神で、
宝満山中に巨岩があり巨石信仰が見られることからも、
本来の祭神を三宝荒神と同神の八幡神と見る説もあります。

大宰府政庁の守護のため、鬼門に位置する場所に
「鬼門封じ」として建立された宝満宮竈門神社は、
鬼と戦う少年の成長や仲間との友情を描いた漫画
「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」の鬼退治というテーマと重なり、
そのファンたちが今、「聖地」として注目しているそうです。

鎮座地
福岡県太宰府市内山883

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