【高良大社 奥宮・高良山山頂】福岡県久留米市の神社

霊水が湧く聖地で、高良大社の奥宮です。

古くは「高良廟」「御神廟」と称し、
高良の神である武内宿祢の葬所と伝えられていました。

高良山信仰の原点ともいうべき聖地です。

白鳳7年(678)開山隆慶上人が、
毘沙門天(高良の神の本地)を感見して毘沙門堂を建て、
天竺国無熱池の水の法力で招き寄せたのが、
ここの清水だといわれています。

江戸時代の中頃、山中の極楽寺を再興した僧即心は、
晩年ここに籠って念仏修行したという。

諸願成就の神さまとして民間の信仰が篤く、
「寅」の日には多くの方が参拝されるそうです。

毘沙門岳城
毘沙門岳城は征西大将軍として九州に下向した
後醍醐天皇の皇子である懐良親王を迎えるために
菊池武光が築いたと伝わる城です。

親王はこの城に鎮西府(征西府)を置いて、
九州の南朝方の本拠としました。

1359年(延文4年/正平14年)に起きた「筑後川の戦い」では
この城も北朝方の攻撃対象となりました。

現在城址は「久留米森林つつじ公園」として整備されており、
堀切などの遺構を確認することができます。

鎮座地
福岡県久留米市御井町

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