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自分だけの図書室を作ります(家を買いました)

ここ数年購入した読みかけの本や、もう一度読みたいと思っていた本を、興味のままに手にとって、目の前に積み上げてみます。僕は元々本が好きなのですが、最近は最後までじっくりと「本の中への旅」に浸ることが少なくなっています。向かい合う時間が無い訳ではなくて(それは言い訳で)、いつの間にかネットの中の情報の海に浸って満足している自分がいる気がします。

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本には偶発的な”気づき”との出会いが詰まっています。自分の頭の中にある経験や知識のカケラと、深く向かい合っているタスクへの解と、著者からのメッセージが偶然に重なった時に、形容しようの無い脳内にマグマが噴き出すような不思議な感覚(興奮)が湧き上がることがあります。

僕が最近、本に向かい合う集中力が不足しているのは、自己変革への渇望とホメオスタシスの内なる戦いなのだと思います。自己肯定と現状否定の鬩ぎ合いへの恐怖を、好奇心が超えてくれない。成長のスピードは費やした経験の時間と反比例します。スポーツを始めたばかりの頃は日々どんどん上手くなるけれど、競技レベルになるとなかなか成長が実感できなくなる、この現象と同じ感じです。

ネット上の膨大な量の流れていく情報、誰か(著者)の脳をフィルタードした質の高い情報、自分自身が体験することによってのみ積み上がる自分だけの情報、これらすべての情報を整理して繋ぎ合わせるアウトプットの質と量。自分の成長が業績に直結する可能性のあるマネジメント(経営者)には、意識して学び(自己の内面)と向き合う時間をしっかりと作ることは、体調管理をすることと同じくらい重要なことなのだろうと思います。

今年は、せめて1日1時間、本の中にある偶発性を探す旅に出たいと思います。

自分が生まれ育った実家でもある「一平すし」の駐車場の角に、昔から世話になっていたおばちゃんが住んでいた民家があります。近所の小学生がみんな集まる小さな文房具屋さんで、僕はここで駄菓子を買うのが楽しみでした。月日は流れ、コンビニが近所にできて、駄菓子屋さんという商売は必要がなくなりました。おばちゃんは高齢のために引っ越すことになり、「浩ちゃんに買ってもらえないか?」という相談があったので、地元の銀行へ相談に行って、思い切ってここを購入することにしました。僕にとっては、幼少時代の思い出がぎゅっと詰まった大切な場所です。

今月、引渡しが終わったら、僕はここに自分だけの図書館を作ろうと思います。ありとあらゆる興味の詰まった「偶発性の箱」を作ります。可能な限り、ここに毎日籠って、ネットを遮断して本の中を旅します。いわゆる計画的偶発性をデザインできる場所を作るということです。そこから生まれる新たな自分の著作の執筆にも挑戦しようと思っています。

ここに座っていれば、昔のように小学生が立ち寄ってくれるかもしれませんから、パンケーキが焼けるちょっとしたキッチン(ホットプレート程度)設備も整えたいと思います。もちろん、仲間たちにはこの場所を共有します。そうなると最高に美味しいコーヒーが淹れられる準備も欠かせません。僕がいなくてもいつでも遊びに来てもらえるように、仲間にはKIWの鍵(キーロック)をお渡ししたいと思います。

1月末くらいには完成させようと思います。

僕が興味のままに購入した本や、ガラクタや、アートや、少々オタク趣味なモノたちを自由に詰め込んだ箱です。2022年、ちょっと楽しみになってきました...w

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