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【毎日読書感想⑭】わが子を「メシが食える大人」に育てる

「花まる学習会」という学習塾を運営されている高濱正伸さんの本です。

「情熱大陸」でも密着されているそうで、有名な方のようですね。

この本では、小学校の低学年までに育てるべき基礎力(ことばの力、自分で考える力、想い浮かべる力、試そうとする力、やり抜く力)が、社会人として「メシが食える力」にどう結びついていくのかが紹介されています。

特に、やり抜く力は重要な非認知能力として、TEDのスピーチのテーマにもなっており、私も以前より注目していました。

本書の中でも、この「やり抜く力」は頭の良さより、はるかに大切として、次のように紹介されています。

塾業界で私が尊敬する、ある先輩と、「成績が伸びる子と伸びない子の違い」を話し合っていたときに、先輩がこんなふうにいったことがありました。本当に納得するまで食い下がり、自分で解くことにこだわるしつこさは、多少の頭の良さなどはるかに凌駕する」(P.174)
このやり抜く力は、体験の量によって強化される後天的な力です。(P.174)

恥ずかしながら、私自身があまりこのやり抜く力を持っていません。何かを毎日続けるということが、習慣としてどうしても身についていないのです。(親のせいではなく、自分の性格上の問題なのですが)

そうすると、子どもに「毎日●●をしようね」といっても、私自身が続かず子どもにも身につかないという負の連鎖が続いてしまっています。

いろいろと教育関係の本を読んで感じたことは、保護者が一貫性をもって子どもに接することの大切さです。確かに、ころころルールが変わっていては子どもも困惑しますし、やる気がそがれます。この一貫性を保つには、「やり抜く力」が親にとっても非常に重要であると痛感しています。


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