見出し画像

〜保護犬との生活:外の世界を知った日〜

トイプードルの保護犬シナモンを引き取ってから早3年半。

彼は、繁殖犬として、長い年月頑張っていました。
レスキューされた団体や譲渡頂いた病院の先生から聞いた様子だと、狭い空間に複数頭飼育だったようです。トイプードルなのに、当然、トリミングをしてもらえず、毛が長くモジャモジャに絡まっていたそうで…保護当時は短くカットせざる終えなかったとのこと。

引き取った初日のシナモンの様子

後ろ足の関節が曲がらないようで、歩く時に後ろ足はピーンと伸びて、蹴り上げることができません。
歯周病だらけで、歯はほぼ抜歯となりました(一本だけ、奥歯残ってます)
左目の周辺は荒れていて、毛が薄い状態でした。
当然、外を歩いたことがないようなので、散歩はすぐには無理そう。
怖がりで大きな音も怖く、ビクビクした様子でした。

いろいろな事を抱えたシナモン。引き取ってすぐの1〜2週間は、お互いの距離感を測る期間でした。「危害を加えない人間」と解ってもらうため、あまり構わず、ご飯をそっとあげる日々でした。

3週間経過した頃に最初の散歩に出かけました。
当然、最初はキョロキョロ、オドオドしてほとんど歩けませんでした。しっぽも下がったまま。ただ、徐々に外の空気や音を感じ、嬉しそうにする様子が見受けられました。

初めての散歩。しっぽは下がったまま。

「犬としての喜び、楽しさを教えてあげたい!」と、この日に思い、犬中心の生活が本気でスタートしました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?